童心の温度
映画『僕はイエス様が嫌い』鑑賞。アップリンク渋谷が満席だったので吉祥寺で。都会から田舎に引っ越した小学生男子の話です。いちいち立ち止まってじっくり考える系の子なので、物語は淡々と進んでく。でもそれがいいんです。なかなかテンションの低い少年だが、それがかえって自然に映る。田舎の雪景色と古い木造校舎が創り出す小さな世界も、いい。その小さな世界で、少年の心をざわつかせる出来事がまあいくつか起こるわけです。イエス様はかなり地味ながら大事な役割を担っています。時折り見せるシュールさが、ジャック・タチ作品を思わせます。そもそも俺は、監督がジャック・タチに影響を受けたとどこかのサイトで語ってるのを読んでこの映画を観たいと思った。少年二人のやりとりがすごく自然だった。当て書きか?いや、是枝監督みたいに子役には台本なしか?子役の演技が自然か、不自然かは重要だ。不自然さを感じてしまうと、俺はもう作品に入っていけない。「これは虚構なんだよ」と改めてわざわざ念押しされた気持ちになる。上手い子役を見つけてくるのは、大変そうだけど。次回作、期待したい。もしまた撮るなら。夏とか、都会とか、女性とか、今作と逆の要素も観てみたいです。