こんにちは。ぼんじゅ~る。マツドアケミです。

ちょっと前に、ある雑貨作家さんから相談がありました。

ある雑誌から、「撮影するので商品を貸して欲しい」と言われたそうです。
また「掲載、取材費用はかからないが、撮影する商品のいくつかを読者プレゼントに無償提供して欲しい」とも書いてあったそうです。
実在する雑誌ですが、雑貨に関係する雑誌でもなければ、自分のターゲットが読まないような雑誌からの依頼でした。

さて、このハンドメイドの雑貨作家さんは取材を受けるべきか?受けないべきかはてなマーク

考え方はさまざまですよね。

たとえば

・ 撮影、掲載は無料だから受ける。
・ 問い合わせを受けた時に同じ商品の提供ができないから断る(1点もの商品を扱う場合には考えます)
・ 商品貸出しはOKだが、プレゼントはNG.
・ ターゲットが違うから断る。

などなど。

私も、お店をプロデュースしているとき、お店の取材、そして私自身の取材の依頼をいろいろな雑誌、テレビ番組から取材の声がかかりましたが、受けるか、受けないかの判断は、お店の場合にはお店の基準(これは最初に私が設定しました)で、私の場合には私の会社の基準で判断をして答えております。

雑誌に掲載されたからといって、一概に何でも猛烈に売れる!というわけではありませんが、知ってもらえる機会が(しかも無料で)、前向きに検討します。



取材を受けるか受けないかの判断をするには以下の流れを必ずしておきましょう。

1 まずその取材が有料か無料かを確認する(基本的に私の場合には有料取材は受けておりません)
2 掲載についての企画書を送ってもらう(出版社、雑誌名、企画テーマ、発行部数、読者層など全般を確認します)
3 一点物の場合、対応ができなくても、雑誌的に大丈夫なのか?を相手(雑誌側)に確認をする。
4 商品返却の期日を確認する。

取材を受けるか、受けないかはその人、そのお店によって考え方が異なりますが、私であれば、ターゲットは違うモノの、無料の取材で、1点モノの対応でも雑誌側がいいという場合、商品の貸出しはすると思います。(ただし商品の発送、返却の送料は先方が持つと言うことで)

しかし、読者プレゼントへの提供は最低数で提供することをお伝えします。

受けない場合の基準に、媒体、企画のテーマが自分に合っていない場合(一例とすればアダルト系などで、そこに掲載することで、お店や自分のイメージとかけ離れる場合)や、問い合わせがたくさん来そうなのに在庫がまったくない場合(これは逆に雑誌やお客様に迷惑をおかけすることになるから)はいくら無料掲載でもお断りをすると思います。

人の出会いは一期一会。せっかく編集部が興味を持ってくれたというのであれば、今回の件は、対応できる範囲で対応してみてもいいのでは?というのが私の見解です。


雑貨の仕事塾
マツドアケミ
でした。