カンボジア 国境/シェムリアップ | ヨーロッパのヴィンテージ生地と食器・雑貨 緑園

ヨーロッパのヴィンテージ生地と食器・雑貨 緑園

東京の浅草にある東欧・北欧雑貨のお店です。
ネット通販もしております。
ドイツやオランダ、東欧諸国で直接仕入れた
ヴィンテージの生地やクロス、食器などを販売しております。



今回はかなり長いです


4/21 8時ごろ

町を散策する

朝市がやっていて
から揚げなどを購入し、朝ご飯として食べる



4/21 9時ごろ

今日はアンコール遺跡のあるカンボジアの
シェムリアップを目指す

とりあえず
カンボジア国境まで約5kmを歩くことにする

猛烈に暑い
荷物も重い
距離があるので誰も歩いていない


何も無い道が続く、、

途中にゴミの埋立地があった

国境が近づきトラックが渋滞している
陸の国境はどこでもトラックが渋滞している気がする



4/21 10時半ごろ

どうにか  1時間半かけて国境に到着
タイのパスコントロールがあまりにも涼しいので
しばし休憩する


タイ国境



タイ国境を越え
カンボジアのパスコントロールに向かう

まだカンボジアに入国していないのに
早くも 「eビザ、40ドル」
などと話しかけてくる輩が登場する


ビザはe-visaで取得済みだったため
無視してカンボジア側のパスコントロールに入る

入国カードを書いて
ビザとパスポートを一緒に提出する

係官は携帯で話しながらの対応、、
話に夢中なのか作業がやたらに遅い
結局、最後まで携帯で話をしていた

職業倫理を微塵も感じさせない天晴れ対応だった



建物を出ると
ものすごい数のタクシードライバーがこちらを凝視している

建物を出てもまだ完全に入国しているわけではないようで
こちらには寄ってこない
10mほどの距離をおいてじっと見つめ合う


準備を整え、意を決して
ドライバーたちの中へ飛び込んでいく


国境、空港で言い寄る輩に善人なし
という教訓のもと
何を話しかけられても
脇目も振らず
一目散でその場を歩き抜ける

とりあえず1.5kmほど離れた
バスステーションに向かう

一目散で歩いているせいか
時折話しかけられるが、
それほどしつこくは話しかけてこない

囲まれて身動きが取れなくなることも
予想していたので拍子抜けしてしまった


ただ入国してから1台のタクシーがずっと
1km以上も併走して乗っていけと誘ってくれた
反対車線の歩道に移ってからも併走していた
ここまでの誘いを受けたのは初めての経験だった


国境を越えると急に荒んだ風景に、、、

こんな荒れた風景、久しぶり



4/21 12時ごろ

バスステーションに着くと
数人の欧米人が座っている

シェムリアップまでの一番安い
大型バスのチケット10ドルを窓口で買おうとすると
横から胡散臭そうな男が
「それは待ち時間が長いからミニバスの方がよい」
1ドル高いバスを勧めてくる

断って10ドルのチケットを買おうと窓口でお金をだすと
お釣りが1ドル足りない
10ドルのチケットを買いたいんだと伝えると
渋々1ドル返ってくる

窓口も、胡散臭い男も
みんな仲間で何とかミニバスに乗せたいんだなと
その時気づく


何時に出発するのかよく分からないバスを座って待つ


警官や売店の店員、バス停のスタッフが集まってトランプをしている
賭けているのか盛り上がっている
昼間から仕事中にトランプとは
幸せな国だと思う



ミニバスを待っているであろう
もともと座って待っていた欧米人が
あまりに出発しないので文句を言い始めた

自分達がチケットを買ったときに
ミニバスならすぐ出発すると言っていたにも関わらず
1時間経ってもまだ出発していない
怒るのも当然だと思う


ふと大型バスに乗るつもりの
自分たちはいつ出発できるのかと不安になる
他に大型バスを待っていそうな人もいない


少し経って
数人の欧米人が増える

すると初めの胡散臭い男が
私たちに
「君たち二人がミニバスに乗ってくれればすぐに出発できる
大型バスだと到着したときに中心までは遠いが
ミニバスなら宿の前まで行くから
1ドル多くかかってもいいだろう」
と話を持ちかけてきた


この男の話に乗るのは嫌だが
大型バスが本当に運行されるか怪しいし
宿まで行ってくれるならいいかと思い、
ミニバスで行くことにした

乗り込み出発



途中トイレ休憩がある

ただ、そのお店で何か買わないと
トイレは使えないようだ
買わずに使いたければ有料らしい


休憩中に運転手に
我々のホテルの場所を伝えようとすると
英語は分からないというようなことを言っている

本当に宿まで送ってくれるのか
怪しい




バスが止まり、
シャムリアップに着いたと運転手が言う

バスにトゥクトゥクの運転手が寄ってくる

やっぱり宿まで行かないつもりかと
思っていると
乗っていたスキンヘッドのドイツ人が、
「このバスでホテルまで送っていくはずだろ」
と言い出した
他の同乗者も、同様のことを口にしている

全員に対して宿まで送ると約束していたらしい


結局、そこにいたトゥクトゥクに分乗し、
無料でそれぞれの宿まで行くことになった


我々2人も1台のトゥクトゥクに
無料か確認の上、乗り込む

他のトゥクトゥクは出発しているのに
我々のはなかなか出発しない

明日はどうするのか、
自転車で回るのは大変だ
自分のトゥクトゥクをチャーターしないか
などなど延々営業トークが続く

出発しないのか?
と言っても聞く耳を持っていないようで
出発しない

もう面倒になって
出発しないなら、歩いていく
と伝えると
急に態度が変わり、
じゃ降りて歩いていけよ
といった感じになったので
自力で行くことにした


歩き始めると
前を、同じミニバスに乗っていた
白人女性が歩いていた

どういう理由かは分からないが
トゥクトゥクには乗らなかったようだ



3kmほど歩いて
やっと宿に到着する

フロントに誰もいない

少し奥まで進むと
ハンモックに揺られながら
携帯を操作しているスタッフがいた


手続きをし
部屋に入ろうと思ったら
掃除がされていない

ハンモックに揺られて
携帯で遊んでいる暇があったら
部屋のチェックしておけよと思う



30分ほど待たされ
やっと部屋に入れる

ちゃんと掃除してくれたことは嬉しかった


夕食を食べようと
そばの賑わっているお店に入る

席に着くと
自動的に焼き鳥、漬物、パンが出てきた

焼き鳥は、焼肉のたれのような味付けで
美味しかった
漬物も、日本の漬物に近く、生姜が効いて
とてもよかった

メニューはそれだけのようで、
焼き鳥と漬物を1回ずつお代わりし
コーラを2本飲んで350円ほどだった




宿の前でアップルマンゴーを
1個25円ほどで買って帰った




今日の一句

スムーズに
何も進まぬ
カンボジア



旅の道程