一応、法人の体はとってあるリモーネ。

決算は12月31日。

軽減税率の関係で8%の商品と10%の商品を

分ける必要があり手続きの関係上、1月中にはある程度

数字をだす必要がある。

 

ネットで販売した酒類等の統計を出さなければならない。

数年前まで卸し価格など各業者によって違う額を

計算して私に提出してくれ、それを元に作成した書類を

税理士事務所に提出していた。

しかしいつしか

「面倒くさい」「忙しくてそれどころではない」

と言い放ち妻はメールで販売したエクセルの表を送るだけに

なった。

 

1月1日は棚卸しやら、集計に追われて夕方になっていた。

店にいる妻から「格付けランキング」なる番組の予約をするよう

LINEがきてテレビを付けて初めて能登半島地震を知った。

 

被害に遭われた方のご冥福と1日も早い復旧をお祈りします。

 

ビリージョエルが来日した。

パンクが好きだがビリージョエルも大好きだ。

24000円のチケットを購入して東京ドームへ足を運ぶ。

 

名古屋辺りの大雪で新幹線の到着が大幅に遅れたが

その足でドームのグッズ売り場に向かう。

 

一時間以上、列に並びグッズを購入。夜の公演まで上野などに市場調査に出かける。

 

夕方四時近くになり、上野動物園に入る。

目当ては「マヌルネコ」

妻と子供には「まったく興味がない」と

切り捨てられた「マヌルネコ」

だから一人で観に行った。

 

 

 

「マヌルネコ」の展示スペースにはカメラを構えた男性が待機しており

客の波が引いたタイミングで前に出て激写している。

彼も「マヌルネコ」に取り憑かれた一人だろう。

 

シンパシーは感じるが言葉をかけることはない。

「マヌルネコ」を堪能した私は展示スペースを離れる。

我が家の猫たちを思い出すと

不貞を働いた罪悪感(知らんけど)に似た気持ちがふとよぎる。

 

 

ビリージョエルは良かった。

私の隣の方が席を間違えて座っていたおかげで

係員から席の確認を求められた。

それがコンサート開始冒頭だった。

「え、今? 今なの!」

年甲斐もない動揺した声を出した自分が恥ずかしい。

東京ドームはすり鉢状になっており目の前の席と自分の席が一、二番ずれているが

それに気付かず座っている客が多く混乱を散見した。

 

私の隣の妙齢の男性も開始前にモジモジと席の周りを徘徊していたが

係員を伴ってきたのが開演してからだった。

 

コンサート自体はヒット曲で網羅され満足の二時間だった。

スポーツ観戦も良いが敗者と勝者のコントラストが観ていて辛く感じることが多くなった。

歳のせいなのかな。

その点、観劇コンサートはエンターテイメントに徹しているから

鑑賞後カタルシスを味わえる。

 

頭髪の薄くなった自身の頭もネタにする

ビリージョエルもおそらくこれが最後の日本公演だという。

愛媛という地の不利はあるが、アーティストの刺激には触れていきたい。