新たなる侵略者を映画館に観に行った。

 

思えば最初のジュラシックラパークは大変楽しめた。

 

で最新作は勧善懲悪が見事に作中に分離されており登場した途端に

死相フラグが立つようなキャラクター。

一方は何があっても死なない生命力を感じる。

 

舞台は現代。復活した恐竜がいまやパークを飛び出し世界中で跋扈している。

共生するしか術がないのか? という中で起きるストーリーだが

コロナウィルスの起源を巡り某国が槍玉にあがっている現実に照らし合わせると

恐竜を再生して世界に放したアメリカには多大な損害賠償を請求するという声があがっても不思議ではないのだが

その点については何も

語られていない疑問に眉をひそめる。

まぁ童心に戻り映画に専念する。

テジリノサウルズやらモササウルスやらアンキロサウルスやら子供が第一次恐竜ブームだった頃の覚えた名前を

登場ごとに思い出し脳の活性化になった。

しかし主演女優の一人の名前がそこまできているのに思い出せない。

サムニールはわかる。

Jゴールドブラム。名前は出てきた。しかしもう一人の

名前が出てこない。

浮かぶのは「シーラ・E」

違う。違うけど近い。何だろう。何だっけ?

映画に集中できない。

「ワイルド・アット・ハート」

でタイトな服をまといニコラス・ケイジに腕を回すセクシーな姿は覚えている。

「シーラ・E」

はウィアザワールドで当時の彼氏であったプリンスのアバターで声がかかったとかいうが確かに

影が薄かった。

あの曲のBスプリングティーンとシンディーローパーの破壊力は凄かったな。

雑念の中、映画は終った。

エンドロールが流れると子供は席を離れようとするが

「ちょっと待て」

と座らせる、お父さんには仕事があるのだ!

子供を座らせエンドロールを目で追う。

「ローラ・ダーン」

私は文字を確認すると劇中一番の満足で席を立った。

 

お盆も過ぎ夜半、鈴虫の声が窓の外から聞こえるようになった。

猛暑が続くが夕方に吹く風は涼やかになった。

虫の声で夏の出口を知るようになるとは島の人になったのだろう。