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神様の御用人シリーズはブログをはじめる前から読んでいたので、今回は突然4巻の感想からはじまります。
しかしこのシリーズの全体の感想も少し書いてみましょう。
主人公が信仰が希薄になり、力の衰えた神様のために、雑用?をこなす御用人代理として、駆け回るという内容です。
パートナーとして1巻から登場する狐の姿をした方位神、黄金もしくはモフモフ、モフえもんと呼ばれる食い意地旺盛の憎たらしくて、かわいらしい神様が萌えます。作中では萌木色という表現がぴったりのキャラクターです。
作品は表現が細やかで鮮やか、自分の語彙では説明困難な繊細さがあります。
神様が頻繁に登場しますが、現実味に溢れていて、感情う移入しやすいです。
ただ一点文句をつけるなら、神様の名前が難しい!ルビが振ってなければまず読めないし、直前までルビを振っていたにも関わらず、次に出てきたときには読み方がわからない始末(笑)
まあこれは読めなくても、雰囲気でわかるのでなんとかなります。
唯一の欠点をあげたところで、4巻の感想です。
今回は長編!
読みごたえがあった!
毎度のように個性豊かな神が登場します。
主人公の昔の友達の過去話。
途中と途中で挟まる神の過去話。
最初に一見無関係と思われる神の登場。
意識不明の友人の姉。
昔話の定説に意義を唱えるために躍起になる友人の父。
記憶をなくした神が持つ簪(かんざし)の持ち主を探すことが事の始まりだったはずが、一旦解決が見えたことが覆り、物語の終盤で回収不可能と思える数の伏線を気持ちいいほどにきれいに回収してくれます!!
長編ということもあり、少しシリアスな話が絡んできますが、最後はキッチリハッピーに仕上げてくれていて、非常に満足できる一冊でした。
これからまた、続きを読みたいと思います!
それではまた!!