2024年5月18日(土)

 

釜山港へ帰るの前後の旅写真

 

半世紀振りに韓国は釜山に行って来た。実際には1972年の春に訪れているので、実に52年振りということになる。釜山に行けば何か思い出すであろうと考えていたが、釜山の街も何もかも記憶から消えたままであった。

 

それにしても釜山は思った以上に大都会でスケールが大きかった。半世紀前もやはり関釜フェリーで下関港から釜山港に到着したのだが、釜山港大橋や高層ビル群などは当時はなかったはずで(少しでもあったら記憶に残ったはずだ)、フェリーの甲板上で徐々に大きくなる釜山の街に圧倒されそうだった。

 

言葉がまだまだ未熟なために行動に制限がかかり苦労することも多かったが、時間をかければ理解が進み、親切に優しく対応してもらえたこともいくつもあった。今回行く前に抱いていた多少の不安感も払拭されたので、近いうちにまた行きたいと思う。そして言葉ももっと勉強して行動範囲が広がるようにしたい。

 

今回のスケジュールを作るにあたって色んな要素を考慮して検討したが、最終的に下記のようなことになった。今回も良く歩いた。一番歩いたのは2日目の 5/11(土)で、釜山の海雲台(해운대)と冬栢島(동백섬)に行った日だ。

 

5/10(金) 20,000歩 ≒ 13.5キロ

5/11(土) 32,000歩 ≒ 21.5キロ

5/12(日) 14,000歩 ≒ 9.5キロ

5/13(月) 20,000歩 ≒ 13.5キロ

5/14(火) 11,000歩 ≒ 7.5キロ

5/15(水) 13,000歩 ≒ 9キロ

5/16(木)  4,000歩 ≒ 2.5キロ

 

今回の旅の日程:

 

釜山の前後に、門司港と周辺見学(JR+ウォーキング)、そして琵琶湖周遊(ドライブの旅)の旅を組み込んだことでいつもとは違ったマルチ旅とすることができた。暇があればこそとそれなりに満足している。

 

5/10(金)

茨城空港/10:00 → 福岡空港/11:55 (SKY831)

福岡(博多) → 門司港  JR  門司港レトロ駅舎とレトロタウン見学

門司港 → 下関  JR 

下関港/19:45 → 釜山港/08:00+1  関釜フェリー

この日のフェリーは韓国船「SEONGHEE: 星希(성희)」であったので、船内は完全に韓国という感じであった。船内レストランの夕食も朝食も韓国食で、乗客の大多数は韓国人で日本人はそれほどいなかったように思う。缶ビールの自販機はアサヒスーパードライだったが、売店には Cass ビールがおかれていた。カップ麺とか食べ物も韓国製品がメインだった。

 

5/11(土)

釜山港着/08:00  

同港国際旅客ターミナルから歩いて釜山駅近くのホテルへ

ホテルに荷物を預けて、地下鉄で海雲台(해운대)

海雲台の海岸を見ながらウォーキング開始、冬栢島(동백섬)とその周辺を歩く

冬栢とは椿(ツバキ)だそうで、釜山港へ帰れの韓国語歌詞にも書かれているし、日本語歌詞では椿咲く春なのにと始まる。真に釜山港へ帰れの舞台ということだ。

釜山の街に戻って遅めの昼食、ホテルにチェックイン後、チャガルチ市場まで(地下鉄で3駅)ウォーキング散策

夜はホテル近くの店で、釜山名物のナッコブセ(낙곱새: タコ、牛ホルモン、小エビのピリ辛鍋)を堪能

結局、昼も夜も Cass ビールと焼酎を飲んだ。昼の店も夜の店もどちらも人の良いおばさんが対応してくれて、普通の日本人旅行客が入るような店ではなかったのでとても良かった。

 

5/12(日)

地下鉄で沙上駅(사상역)まで行って、西部バスターミナルから高速バスに乗り、韓国のナポリ、統営市へ

釜山西部バスターミナル/09:30 → 統営総合バスターミナル/10:50

路線バスと船を乗り継いで昆里島(곤리도)へ 昆里島はドラマ「運命のように君を愛してる」のロケ地の一つだ。ドラマの中では女性主人公の生まれ故郷がこの島となっていて、その実家となった家にここで撮影されたんだよとの説明書きがあった。昆里島行に関連して、中年のおばさん(コンビニの経営者か店員)と中年のおじさん(船のキャプテン)の2人との素敵な出会いがあった。これも旅の楽しみの一つだ。

昼食はコンビニのカップラーメンで済ませた。島から統営市内に戻ってホテルにチェックイン後、夕方、魚料理を求めて街に出た。ホテル紹介の店は小生のような1人旅には合わず、自力で適当な店を見つけて入ったが、これが結果オーライで優しいおばさんにあたって魚も美味かった。

この日食べたのは

생선구이 할고등어 (生鮮鯖の焼いたやつ):

これまで食べた焼き魚の中で、一番か二番の美味さだった
매운탕 할전갱이 (生鮮鯵を入れたピリ辛海鮮鍋):

初めて食べる味だったがこれはこれでビールと焼酎が進んだ

 

5/13(月)

統営総合バスターミナル/08:35 → 釜山西部バスターミナル/09:55

更に地下鉄でチャガルチ(자갈치)駅に出て、路線バスで松島(송도)へ

この松島は百年の歴史を誇る韓国第1号の海水浴場で、日本統治時代の1913年にこの一帯が開発されたのをきっかけに、海水浴場、ホテル・刺身店などが集まる観光名所になったのだと。現在、海水浴場の南側には「松島海岸プロムナード」と呼ばれる海岸散策路が設けられており、東部には「スカイウォーク」がある他、2017年6月より「松島海上ケーブルカー(ロープウェー)」がオープンし、海を見ながら散歩ができると人気の場所だ!

小生はスカイウォークも含めて海岸ウォーキングと海上ロープウェイもエンジョイし、昼にはアワビのお粥を食べた(ビールも焼酎も控えた)。

松島から路線バスに乗り、南行大橋(남항대교)、釜山港大橋(부산항대교)、広安大橋(ダイヤモンド橋)(광안대교)を通って、BEXCO(컨벤션샌터: コンベンションセンター)に至り、そこから地下鉄でホテルに戻った。おかげで相当な高所から釜山の街を眺めることができた。

ホテルで休憩後、歩いて釜山ダイヤモンドタワーまで行き、120メーターの高さの展望台からまた別の釜山の街を俯瞰した。

更に歩いてチャガルチ市場へ、そして海辺に近い海鮮料理の店で早めの夕食。実は前々日にチャガルチに行った際にめぼしをつけていた店だ。

この日はカンジャンケジャン(간장게장: ワタリガニを醤油ダレに漬け込んだ伝統料理)を食べようかと思っていたのだが、店のアガシに確認するとこれは温かい鍋料理ではなくほとんど生の料理だと再確認された。そこで、店頭にあったいくつかの焼き魚のうち、赤魚と鱈の2種をすすめられワカメスープ、キムチ、その他のおかずがついたセットにしてもらった。ビール2本と焼酎1本を飲むには十分な量で味も良く大変満足した。更に良かったのは店のちょっと太めのアガシがとても優しくてサービスも良く、キムチをおかわりしたりチジミやチャプチェをサービスしてくれて、今度また釜山に来たら必ず来るからと約束してひきあげた。

 

5/14(火)

朝9時の飛行機に乗るために、6時少し前にホテルを出て地下鉄、軽電鉄(キョンジョンチョル: 경전철)を乗り継いで釜山金海空港へ

釜山金海空港/09:00 → 関西空港/10:35 (TW221)

ベイ・シャトル(Bay Shuttle: 高速船)で神戸空港に移動

レンタカーを借りて、13:00頃に神戸空港を出発、大阪、京都を経て、琵琶湖大橋を渡り近江八幡市へ

ホテルにチェックインして駅前の居酒屋で飲んで食ってこの日は終わり

 

5/15(水)

朝食後、レンタカーで移動し近江八幡と八幡堀を見学

更に移動して、安土城跡を見学 この安土城跡見学が半端ではなかった

山の上の天守跡まで行って、別ルートで三重塔や二王門(楼門)を通って下に戻るまでに1時間は要した。この時点で足腰ががくがく、この先が心配された。

更にレンタカーを走らせて彦根に入り、彦根城を見学、ついでに滋賀大学もちょっとだけのぞかせてもらった。

安土城跡で予想以上に時間を要したので、昼食はコンビニのにぎりめしで済ませ、長浜に移動、長浜港をちらっと見て長浜城歴史博物館は外観だけ見てパス、その後反時計回りに琵琶湖沿いをドライブし西側の高島市へ、近江今津辺りの湖岸を見学して白髭神社と琵琶湖内に浮かぶ朱鳥居井を見学

夕方、京阪京津線のびわ湖浜大津駅近くのホテルにチェックイン

駅前の居酒屋で食って飲んで、ホテルに戻りこの日も終わった

 

5/16(木)

8時にホテルをチェックアウトして、レンタカーで大津市内を軽くドライブ見学して、京都東インターから名神高速に入り大阪を経由して神戸空港へ

10時半過ぎにレンタカーを返却、神戸空港チェックインカウンターへ

神戸空港/12:25 → 茨城空港/13:35 (SKY 184)

 

以下は写真集:

 

5/10(金) 今回もスカイマーク航空に

 

筑波山

 

進行左側に席をとったので、富士山が見られた

 

もう1枚富士山

 

福岡空港に到着

 

博多駅からJRで門司港駅到着

 

門司港駅レトロ駅舎

 

駅の目の前に 旧門司三井倶楽部

 

海峡プラザ前から旧門司港税関方面

 

旧門司港税関

 

北九州市・大連友好記念館

 

北九州市・大連友好記念館

 

門司港レトロ展望台と旧門司税関

 

同展望台から見る関門橋

 

門司港駅方面

 

下関港方面

 

赤間神宮方面

 

もう1枚関門橋

 

門司港駅から小倉駅へ

 

 

 

 

小倉駅

 

小倉駅前の小倉祇園太鼓像

 

下関駅北側

 

下関港国際ターミナル

 

関釜フェリー

 

乗船

 

今回乗ったのは韓国船 星希(성희: SEONGHEE)

 

下関港を静かに出航した

 

日が暮れて暗くなってきた

 

関門橋も小さくなる

 

さて船内に戻って飲んで食うことにするか・・・

 

この後、釜山港へ帰る

 

釜山金海国際空港 → 関西国際空港 → 神戸空港 → 琵琶湖へ

 

5/14(火) 琵琶湖大橋

 

道の駅 琵琶湖大橋米プラザから対岸(東方向)を望む

 

5/15(水) 近江八幡

 

八幡堀

 

白雲館(旧八幡東学校)

 

白雲館(旧八幡東学校)

 

安土城跡

 

天守跡まで行って帰って1時間はかかりそう

 

周りに水田が広がる

 

山の中腹からの眺望

 

おそらく昔のままの石垣

 

仏足石

 

天守跡からの眺望

 

三重塔

 

二王門

 

参道

 

ようやく下に降りてきた

 

羽柴秀吉の住居跡

 

いよいよ、彦根城 表門橋

 

表門

 

安土城に比べればたいした坂ではない

 

天秤櫓

 

彦根城 天守閣

 

天守閣からの眺望

 

同じく

 

別の角度から

 

彦根城 反対側

 

琵琶湖方面の眺望

 

同じく

 

西の丸

 

見学終了 黒門へ

 

黒門方向

 

黒門橋から東南方向

 

玄宮園から天守を望む

 

玄宮園

 

滋賀大学

 

滋賀大学前から彦根城天守が見える

 

長浜港から東南方向

 

琵琶湖の西岸 高島市今津付近

 

同上

 

同上

 

白髭神社

 

白髭神社

 

紫式部の歌碑 + 与謝野鉄幹・晶子の歌碑

 

湖中大鳥居

 

京阪電車 びわ湖浜大津駅

 

京阪電車

 

駅前交差点

 

神戸空港 その先は関西国際空港

 

神戸上空 この日は風が強く海が荒れていた

 

諏訪湖は見えたが、富士山は雲に隠れていた

 

雲がやけに白く、雪のようだった

 

間もなく茨城空港に着陸

 

お疲れ!!

 

終わり