2023年9月29日(金)マリブステージ公演 「桜並木のアパート」 | zaka1973の観劇ブログ

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趣味⇒鉄道、路線バス、プラネタリウム、廃墟、観劇(とくにミュージカル レ・ミゼラブルが好き)、さだまさし(最近は、団地、鉄塔、ダム、画廊巡り が追加) 
そのなかで、こちらは観劇の感想を中心としたブログとしています。


    (※途中数本劇を見ていますが、順番を前後して、こちらを先に紹介します)
※一部ネタバレがあります。ご注意ください

 


 このブログを書くときに、私がこの人を知ったのが・・・から、始まる事が多いから、今回は、そこは注意したいと思います。

 私が「花咲こまり」さんを知ったのは、SHOWROOMでの配信だった。ただ、なぜこまりさんの配信に行くようになったかは、実は覚えて居ない。
 8月ぐらいに、配信を復活するというのと、X(Twitter)でフォローしてくれて、この劇に出演されると伺い、今回行くことにしました。

 銀座で用事を済ませ、丸ノ内線で新宿御苑前へ。そこから徒歩5分ぐらいの場所にあるのが、「サンモールスタジオ」である。40分前にチケットを交換。30分前に会場でした。


 今回見た作品は
マリブステージ公演
「桜並木のアパート」
 作・演出:山本夢人
舞台監督・舞台美術:斎藤樹一郎

 

 


 




 19時、開演である。

 舞台は、新婚夫婦の旦那が、東シナ海で救助活動中に消息を絶って、公的捜索が打ち切られ、現地から、今済んでいるアパートに戻るところから始まる。
 3姉妹の末っ子が、新婚夫婦の鈴木良子、あとは、姉の棚橋杏子 棚橋優子 の3人の会話から始まる。そして、姉のひとりが、翌日から民間による捜索になり、お金がかかることから、テレビ局を入れて、報酬を捜索費用に充てたらどうかと、言うことから、テレビ関係者、アパートの住民を巻き込み、ストーリーが進んでいき、このアパートには幽霊が現れると言う話が出てきて、幽霊が登場してくる。
 そして、テレビ局の演出なのか、インチキ除霊師が現れるが、なぜか、遭難して幽霊になった、一彦の声が聞こえ、さらに、アパートの住民や大家さんまで巻き込んでいく物語。

 一瞬コメディ要素が多い気もするが、実はシリアスなシーンが多くて、その中にほどよくコメディー要素が入り、ずっと緊張感が張り詰めることが無く、ほどよい感じで物語を見ることが出来るのが、良かった。

 で、これも毎回書いているが、私は無意味なダンスが入る劇が苦手である。ダンスの意味意を考えてしまい、前半と後半のつなぎが、見えにくく鳴ってしまうからである。だが、今回もこのダンスは意味があり、それが後半への流れにうまくつながる。(あれ?おれ、劇中のダンスの苦手、克服している???)

 先にも述べたが、どちらかというと、シリアスなシーンが多く、ドキドキしながら見る劇である。その中でも今回、この劇が伝えてたい言葉が、だんだんと伝わってくる。そして、なぜか、どこかで感じる空気感。それが不思議であったが、最後の方のシーンで、その謎がわかった気がした。 最後は一彦が見つかるんだが、その見つかる場所が、「長崎県・・・・」そう、私が心の故郷として居る長崎、あの懐かしい空気感、どくとくの空気感、長崎の香りがどこかにあったんだなぁと思いました。

 最後は、この題名に似合う桜の風景で終る。終わり方も心地が良い。とても良い劇であった。

 
 終演後は、演者さんと面会の時間が、わずかながら会ったので、花咲こまりさんともお目にかかれて、充実なひとときを過し、会場をあとにしました。

 いろいろなご縁があって、演劇関係の役者さんも増えてきました。そういう出会いをたいせつに、1作品、1作品、楽しんでみていきたいと思います。