どうもこんにちは。

今これを書いているのは朝の10時過ぎ。

今日も仕事を終えて、少し寝て、読書をしていました。

関東地方は1日激しい雨と風にみまわれるそうですね。

少なくとも日中は家でじっとしていようと思います。


(読書)

最初に探偵が死んだ (ジョイ・ノベルス)/蒼井 上鷹
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内野宗也は義父の作家・星野万丈の莫大な遺産を管理していた。

実子のない内野は四人の養子を育てあげたが、

彼らには実子同様の遺産相続の権利が認められていた。

ところが、新たな養子候補が現れ、新しい遺言状が内野所有の山荘で公開されることに。

それに伴う不穏な動きに捜査を開始した名探偵・笛木日出男だが、何者かに頭を殴られ、いきなり死亡…

その後、内野家に降り掛かる惨劇。事件解決は誰が?犯人は誰?

そして莫大な遺産は誰の手に…?

あり得ない設定から繰り出される迷推理。その先に訪れる予測不能の結末とは…!?

蒼井マジック炸烈、まさに著者入魂の傑作ミステリー。


…蒼井氏の著作を読むのはこれが初めてですね。

推理小説のお約束として、所謂「探偵役」っていうのは最後まで生き残って、

残った登場人物の前で、推理を披露し、

「犯人はあなただ!」

と言って大団円で終わるのですが、

この物語はその探偵役が冒頭いきなり死んでしまう。という面白い設定です。


いわくありげな大金持ちとその養子たち、

クローズドサークルと、推理小説っぽい設定と舞台が用意され、物語は進んでいきます。

最初に探偵が殺されて、その後この養子の一人が何者かに殺されるのですが、

この2人は成仏せずに、なんとそのままその屋敷に幽霊として存在(?)しつづけるんですよね。

幽霊となった彼らは、残った登場人物たちの行く末を見守りつつ、推理を展開していきます。

むしろ見守る以上のことは(事件を未然に防ぐなどなど)幽霊なので出来ないんですよね。

生きている人間には幽霊の姿かたちはもちろん、幽霊自身も物を動かしたり触ったりっていうことが出来ないので、

本当にただ見守るしか出来なくて、

登場人物たちが幽霊の悪口や陰口を言っても反抗できないし、

残った登場人物に助言なんかもすることが出来ないんですよね。

この辺は面白いな、と思いました。


ただ、この作品も、設定は凄く良いんだけど…。という感じでしたね。

『極限推理コロシアム』の時にも感じたけど、設定を生かしきれてないっていうのもそうなんだけど、

トリックの説明がちゃんと行われてないっていうことがまず目につきましたね。

仮にも「ミステリー」となんだから、幽霊だのSF設定(笑)を使うのは全然構わないけど、

そういった基本的なことをして欲しいな、と思いました。

そもそもその幽霊になるメカニズムも少し弱いな、と思いましたし。

実は被害者はこの2人だけではなく、物語が進むに連れて何人か殺されるのですが、

全員が全員幽霊になってこの世に居続ける。というわけではないんですよね。

西澤保彦氏の作品にこういったSF設定を使ったものがよくありますが、

(『念力密室』とか『七回死んだ男』とか、『両性具有迷宮』とかねw)

なんだかそれのなんちゃって版(言葉はあまり良くないけど)を読んだような気がしました。


真相も、意外な事実がぽんぽん出すぎて、

「いきなりそんなこと言われても」っていう感じなんですよね。(笑)

もちろん僕の読み方が浅かったっていうのもあるかもしれないけど、

実は○○は全員○○の○○で、○○も○○だったでのはさすがに強引すぎないか?と思いました。(笑)

あと、まぁ大抵のこういったミステリーって連続殺人事件の犯人は1人ですよね。

でもこの事件はAさんを殺したのは○○で、BさんとCさんを殺したのは△△さんで、

っていうように、別々なんですよね。

これは個人の好みもあると思うけど、僕はいただけませんでした。

というわけで、蒼井氏のほかの作品を読もうという気には、流石になれません。(笑)

探偵が最初に死ぬっていう設定なんだけど、定番のクローズドサークルものだよ。

っていう組み合わせは良かったんですけどね。


今日はこんな感じですね。

それでは、また明日…。