どうもこんにちは。
今これを書いているのは朝の7時前。
今日も仕事を終えて、帰ってきたところです。
今夜行けば明日はお休み。
真ん中に休みが1日あったので、今週はあまり疲れは溜まってないですね。
明日はリフレッシュしようと思います。
(読書)
さて、今日まででこちらを読み終えました。
- 火の粉 (幻冬舎文庫)/雫井 脩介
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元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、
かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。
愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…
武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。
手に汗握る犯罪小説の最高傑作。
…雫井氏の著作を読むのはこれが2冊目ですね。
以前は『犯人に告ぐ』でした。
まず言っておくと、最近読んだ本のなかでもかなり面白かったです。
もちろん、今までに読んだ(昔も含め)雫井氏の著作の中でもダントツですね。
改めて氏の作品に惚れ直しました。(笑)
物語は、裁判のシーンから始まります。
裁判官・梶間は、とある事件の判決を、被告人・武内にくだします。
無罪判決を言い渡された武内は、半年後、
梶間の建てた新居の隣に引っ越してきます。
ここからが物語が本格的に始まります。
梶間の家は4世帯住宅で、梶間の母、嫁、息子夫婦とその娘が住んでいて、
武内はその家族それぞれと色々な方法で近づき、
親しくなろうとしていきます。
庭に咲いた花をおすそ分けしてあげたり、息子夫婦の娘にヨーグルトをあげたり…。
武内の異常なまでの親切に、だんだんと家族の1人、息子夫婦の嫁の雪見が疑い始めます。
そのことが自らをも滅ぼし、そして他の家族たちをも巻き込み不幸にしていくことになるのですが…。
ここからは読んでからのお楽しみですね。
まず印象に残っているのが、家族一人一人、特に女性の心理描写の細かさですね。
梶間の嫁は、義母の介護を完璧にこなさきゃいけない、たまに手伝いにきてくれる実の娘に負けてはならない。
死ぬまでに「ありがとう」を一回でもいいから聞きたい。
その気持ちだけで義母の介護に努めます。
そして、物語の実質的なストーリーテーラー役にもなる梶間の息子夫婦の嫁・雪見。
彼女は彼女で自分の子どもをしっかり育てなくては、しつけなくては。という思い込みが激しく、
娘に手をあげてしまうことあったり、子育てにかなり悩みます。
(彼女は幼い頃に親から虐待を受けていて、親子愛を知らずに育った)
彼女らにつけいったのが、言うまでも無く武内なんですよね。
人の心の隙につけいる。とはこのことなんだな、と思いました。
そして異常なまでの親切心はここまでするのかと、とても怖くなりましたね。
終盤からラストまではハラハラさせる展開で、ホラーさながらの怖さを味わえます。
ページ数にして600弱なのですが、合計4時間くらいで読み終わってしまいました。(笑)
先が気になって気になってしょうがなくて、ページをめくる手も早かったし、
電車の中でも人の声やアナウンスも気にならないくらいでしたね。
最後のあのシーンも、過去のあのシーンを繰り返しているようでなんとも皮肉だな、と思いました。
そのシーンにまさか○○が主役、当人になるなんて、本人も思いもしなかったでしょうけど…。
そういう意味でも話のもっていき方が凄く上手いな、と思いました。
やはり自分の蒔いた種は自分で刈り取ることになるのでしょうか。
というわけで、オススメの1冊ですね。
新津きよみ氏なんかに代表される、女性の心理を巧みに細かく書いた物語なので、
その辺りが好きなら楽しめると思います。
後は、隣人が引っ越してくる系(そんなのねーよw)の世にも奇妙な物語が好きだったとか、
ホラーが好きな人も楽しめると思います。
(目標達成)
さて、この『火の粉』をもって、去年の自分の誕生日に掲げた、
「1年のうちで本を100冊読む」
っていう目標が達成されました。
(記念すべき100冊目が面白い本でよかったなぁw)
それを設定した当初はまさかここまで自分が読書に再燃すると思っても居なかったので、
嬉しい誤算というか、やっぱり読書って楽しいな、また夢中になれて良かったな、と思いました。
子供の頃面白いと思ってやってたことが、今でもこうして楽しめるっていうのも、
自分でいうのもなんですが贅沢だし、凄い素敵(似合わない言葉つかってごめんなさいw)なことだと思います。
もう冊数なんかは気にせず、
良い本に沢山出会えるようにこれからも色々と読んでいきたいですね。
これからはミステリーはもちろん、SFやライトノベルも読みたいですね。
ライトノベルに関しては語りたいことが結構あるのでこちらは別の機会に書きます。(笑)
どちらも凄く前向きに考えてることがあるんですよね。
そして、昔読んだ(小学校から中学校くらいまでの間の)本を再読しようとも思っています。
『館シリーズ』とか犯人もすっかり忘れてるし、
綾辻、法月、我孫子、島田各氏に代表される、所謂「本格」「新本格」のメジャーな作品は昔読んじゃってるんですけど、(館シリーズとか雪密室とか御手洗潔シリーズとか人形シリーズとか)
今また読んだら自分がどういった感想を持つのかっていうのも自分でも気になりますし。
新しい作家、ジャンルの開拓はもちろん、懐古もしたい。
まさに温故知新です。(ちがうか?笑)
今日はこんな感じですね。
それでは、また明日…。