どうもこんにちは。

今これを書いているのは朝の9時過ぎ。

今日も仕事を終えて、帰ってきてお風呂に入って、今1冊の本を読み終えたところです。

外の陽射しが春らしくなってきましたね。

もう今週から気温はどんどん上がっていって、週間天気の最高気温では23℃の表示が。

これから6月までは陽気の良い日が続きそうですね。


(読書)

さて、今日読み終えたのはこちら。

翳りゆく夏 (講談社文庫)/赤井 三尋
¥730
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「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

週刊誌のスクープ記事をきっかけに、

大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。

社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、

ついに"封印されていた真実"をつきとめる。

第49回江戸川乱歩賞受賞作。


…赤井氏の著作を読むのはこれが初めてです。

ジャンルでいうと誘拐モノ。になるのかな?

といっても、リアルタイムに物語りは進行していくわけではなく、

過去の事件となった誘拐事件の真相を、新聞記者が追い詰めていく。という手法ですね。

発端は、その新聞社に今年内定の決まった女子大生が、

実は20年前にとある病院で起きた赤ちゃん誘拐事件の犯人の娘。ということが

興信所の調べによって発覚します。


主人公の人事担当局長、武村はこの事実を知ってもあえて内定を通そうとします。

彼女は実力で就職試験を突破したわけで、過去のことは何も関係が無いのだと。

そして、新聞社社長の「興味本位」で、誘拐事件の真相を突き止めるよう命じられた、

窓際社員の梶。

ここから物語が本格的に動き出します。
…全般的にこじんまりとまとまっていたお話だと思いました。

ただ、真相が強引だったような気がします。

確かに「えぇ!」とはなったけど、いきなり事実をつきつけられたような、そんな感じでした。


梶が、色々な筋、人間関係を辿って誘拐事件の真相に少しずつ近づいていく過程なんかは

読んでいてこちらもドキドキさせられました。

そして、登場人物1人1人が丁寧に描かれているのも良かったと思います。

武村の家の住み込みのお手伝いさんのエピソードや、誘拐事件の関係者が今何をして生きているのか、

その辺りの書き込みが細かくて良かったと思います。


○○トリック的な手法も用いられていて、真犯人はもちろん登場人物の中にいます。

実は○○の子供は○○で、○○が○○の子供だと聞かされたとき、

本人はどんな顔をしながら聞くのかな、と思いました。

読後感も良く、エピローグには少しほっとさせられました。

なかなか面白かったです。


今日はこんな感じですね。

それでは、また明日…。