どうもこんにちは。
今これを書いているのは朝の6時半過ぎ。
今日も仕事を終えて、帰ってきたところです。
関東地方は今日からまた天気が良くなるのか、最高気温が17℃くらいにまでなるそうです。
いきなり冬がきたと思ったら、たまにこういった陽気になる日もあるので、
何度か書いてはいますが風邪には気をつけたいところですね。
(読書)
さて、今朝の帰りの電車の中で、読書中だった『壷中の天国』を読み終わりました。
読後感はとても良かったですね。
最初から最後まで、どこかほのぼのとしたホームドラマ。のような感じでした。
ただ、それは読み終わってから解る事だけど作者の罠なんですよね。
物語は、主人公である主婦の知子のホームドラマのようなほのぼとした視点と、
犯人からの怪文書、
殺人が起こるたびにその被害者のフィギュアを作るアニメオタク(これの正体はびっくりした)、
そしてそれぞれの被害者の視点。
これら大まかに分けた4つの視点で進んでいきます。
やはりメインは主人公の視点で、もうそれはそれはほのぼのとした感じなんですよね。
それこそ町で起こっているこの通り魔事件に関しても、直接関わってくるまでは「対岸の火事」状態。
もっと有り体に言っちゃうと、「登場させる必要あるの?」ってくらい良い意味で無関係です。
ただ、そこには真犯人へのヒントがあったり、トリック解決への小さなヒントが落ちているんですよね。
そのほのぼのとした家族の日常風景にまんまと騙されました。(笑
この通り魔事件の犯人ですが、これを当てるのはなかなか難しいと思います。
ネタバレ注意ですが、名前のある登場人物ではありません。
でもこれは賢明、というか普通の読者であれば誰でも気づくであろう事実で、
楽しみは何故犯人がこの一見無関係としか思えない4人を殺したか?というところですね。
犯人は所謂電波系で、殺人を犯す動機も思わず「何じゃそりゃ」って正直言いたくなります。(笑
でも殺された4人には、犯人のその変な動機の共通点をしっかり持っているんですよね。
この被害者たちの共通点は何か?何故殺されたのか?そこですね。
これから読む人は、被害者の視点に入ったら、台詞の一言一言を注目してください。
かれらの何気ない台詞が後々とても重要な意味を持ってきます。
もちろん僕は解らなかったのですが、(笑
その共通点の解明部分を読んだとき、思わずおぉっ!と声を挙げそうになりました。
これは日本語ならではだな、と思いました。
怪文書と被害者達の何気ない台詞、この2つに注意して読むと良いと思います。
今年読んだ本の中で間違いなく忘れられない1冊になりました。
(このミステリーがすごい!がもっとすごい!)
- もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)
- ¥650
- Amazon.co.jp
さて、すっかり読書に浸かってしまって、ついにこんな本まで買ってみました。
推理小説が好きな方であれば誰でも知っている、
毎年12月になると発行される、宝島社の『このミステリーがすごい!』です。
そしてこれは過去20年間、1988年から2008年までの国内、海外ベスト20を掲載していて、
なおかつその中でのベストオブベストがランキングされています。
ランキングされている本の内容、あらすじ紹介はもちろんのこと、
選者のちょっとした感想なんかも書いてあります。
そして歴代の1位の作家のインタビューなんかも掲載されていて、
さらにその作者自身が選ぶミステリー小説ランキング。なんかもとても興味深いです。
やっぱり好きな作者の好きな本ってとっても気になるし、
少なくとも自分の好きな守備範囲内であることは間違いありませんしね。
本のガイドブックには充分すぎますね。
これから図書館や本屋さんに行くときは必ずこれを携行していこうと思います。(笑
読書をこれから始めたい、ミステリー初心者だけど何から読んで良いのか解らない。
という方々にも、とりあえずこれ買って、面白そうだなと思ったのもから読んでみると良いと思います。
…もちろん僕は宝島社の社員ではありません。(笑)
今日はこんな感じですね。
それでは、また明日…。