トレビの可空です!!!!!!
突然ですが、皆さんは過去に箱根駅伝に出走した外国人留学生は何人いるでしょうか?
実は第65回箱根駅伝で初めて外国人留学生を使い、現在の第99回箱根駅伝まで合わせて36人も出走しています!凄いですね!
アフリカ人も医療の発達で長生きするようになったので、日本とは違い人口も増えていき、世界の5人に1人がアフリカ人になるらしいです。だから自然と箱根駅伝に出走する外国人留学生が増えた感じですね。ちなみに今年の箱根駅伝で出走した外国人留学生は7人でした。
そしてその外国人留学生36人の中で3分の1がある大学から出走した大学になりますが、どこの大学になるでしょうか。
その大学は山梨学院大学です!
山梨学院大学は第65回大会でジョセフ・オツオリさんとケネディ・イセナさんという外国人留学生を初めて使った大学です。
そして現在は外国人留学生は1人しか出走しないので、初めて行ったやり方では出来ませんが、今回も箱根駅伝2区でボニフェス・ムルア選手を使いました。
身長182cm、体重54kgという細身の体型で創価大学のフィリップ・ムルワ選手と対等に競い、1時間7分22秒で区間5位という成績を残しました。
先置きになりますが、山梨学院大学は留学生12人中9人が2区に起用しています。
その中でも4年連続2区を走った人が留学生9人中4人もいるので、箱根駅伝2区の学年別記録は、以下の結果になります。
1年(92回大会)ドミニク・ニャイロ 1:07:20
2年(70回大会) ステファン・マヤカ 1:07:34
3年(84回大会)メグボ・ジョブ・モグス 1:06:23
4年(85回大会)メグボ・ジョブ・モグス 1:06:04
全部外国人ですね笑
因みに1年に記載しているニャイロ選手以外4年連続2区を走った人がランクインしています。
ニャイロ選手も3年連続2区を走りましたが、4年時は怪我で出走出来なかったので、ニャイロ選手が4年生だった第95回大会は同じ4年生の永戸聖選手が2区に出走していました!
因みに日本人だけにするとこちら。
1年(74回大会)尾池政利 1:12:21
2年(91回大会)佐藤孝哉 1:11:10
3年(86回大会)高瀬無量 1:09:03
4年(87回大会)高瀬無量 1:09:11
めちゃくちゃ遅いですね…
日本人だけて1番速いのは高瀬選手が3年生の頃に出した1:09:03という記録ですが、今年の箱根駅伝では区間16位相当、専修大学のダンカン・キサイサ選手と同じくらいの記録になりますね。
まぁ箱根駅伝は時代の進化とともに速くなるので仕方ないですね笑
あと箱根駅伝2区で区間賞を獲得したのが12回、人数にすると6人いますが、1人だけ日本人で区間賞を獲得しています。それは誰でしょう?
山梨学院大学で箱根駅伝2区の区間賞を獲得した日本人は…中村祐二選手です!
中村選手は高校卒業後は実業団を4年間経てから山梨学院大学に入学してきた選手です。1年時に3区、2年時に1区、3年時に4区、4年時に2区と学年と共に重要な区間を任されている選手ですね。
こちらも身長178cmと長身選手ですが、3年時に途中棄権したのがきっかけで4年時には坊主にして2区に出走していましたね。
何故中村選手を上げたのかと言いますと、彼は箱根駅伝1区の学内記録保持者なんです!時間は1:01:32。
当時の1区区間記録保持者である早稲田大学の渡辺康幸選手が記録した1:01:13に挑戦しましたが、あともう少しでしたね。
ちなみに箱根駅伝1区を学年別にするとこんな感じです。
1年(88回大会)井上大仁 1:03:13
2年(71回大会)中村祐二 1:01:32
3年(70回大会)井幡政等 1:01:40
4年(99回大会)木山達哉 1:03:05
続いて3区に行きます。山梨学院大学で箱根駅伝3区の学内記録保持者はオンディバ・コスマス選手です。
コスマス選手は2年時から箱根駅伝3区に出走し、2度の区間賞を獲得しています。4年時には1:01:38という記録を作り出し、現在も箱根駅伝3区の中で歴代10位にランクインしています!
第95回大会で青山学院大学の森田歩希選手が区間記録更新するまでは当時の箱根駅伝3区区間記録保持者でもありました。
留学生は2区で走るのが当たり前かと思われがちですが、コスマス選手が3区で3回出走したという事は2区より3区の適性があっているのかもしれませんね!
1年(70回大会)中村祐二 1:04:22
2年(86回大会)オンディバ・コスマス 1:03:04
3年(87回大会)オンディバ・コスマス 1:02:19
4年(88回大会)オンディバ・コスマス 1:01:38
因みに日本人だけにするとこちら。
1年(70回大会)中村祐二 1:04:22
2年(72回大会)中馬大輔 1:03:33
3年(90回大会)兼子侑大 1:04:06
4年(91回大会)井上大仁 1:02:56
続いて4区に行きます。4区は新しく区間距離変更したところがあるのでまずは変更後の学年記録を見てみましょう。
1年
2年(94回大会)川口竜也 1:05:30
3年(97回大会)ポール・オニエゴ 1:02:15
4年(93回大会)上村純也 1:07:33
飯嶋監督に代わってから4区の起用を3年連続3年生を起用しているので他の学年はなかなか変わりませんね。因みに3年生の記録を日本人のみにすると今年出走した北村惇生(すなお)選手の1:02:46という記録がランクインされました!
では次に旧区間も含めたランキングはこちら。
1年(76回大会)デビット・カリウキ 1:04:18
2年(69回大会)井幡政等 1:03:18
3年(97回大会)ポール・オニエゴ 1:02:15
4年(79回大会)デビット・カリウキ 1:01:32
これを日本人のみにするとこちら。
1年(91回大会)上村純也 0:57:22※
2年(69回大会)井幡政等 1:03:18
3年(99回大会)北村惇生 1:02:15
4年(71回大会)井幡政等 1:02:00
※18.5kmの記録で、現区間の記録に書き直すと1:04:48
ややこしくなっちゃいましたね笑
古い距離の区間を現区間の距離に書き換えて行うとややこしくなるのにそこにさらに留学生を含めるので自分もどう処理していけば良いのか分からなくなっちゃうんですよね笑
まぁ5区も同じような流れになると思います。
因みに箱根駅伝5区の山梨学院大学学内記録保持者は上田健太選手で記録は1:14:28です。
上田健太選手は順天堂大学OBで現在山梨学院大学の総監督をしている上田誠仁さんの次男です。
箱根駅伝では2年時に3区出走し、3、4年時には父親も経験している5区を出走しましたが、3年時は区間7位、4年時は区間17位と中々良い成績とは言えない感じの成績です。
因みに現区間の箱根駅伝5区を出走した中で山梨学院大学の区間順位が上田選手の学内記録以外は区間2桁が続いています。中々学内記録が更新されないのはこの事がきっかけなのかもしれませんね。
1年
2年(97回大会)星野一平 1:15:47
3年(93回大会)上田健太 1:14:28
4年(98回大会)成毛志優 1:14:49
では、旧区間も含めたら一体どのようになるのでしょうか。
1年(84回大会)高瀬無量 1:21:38※1
2年(97回大会)星野一平 1:15:47
3年(74回大会)横田一仁 1:11:25
4年(86回大会)大谷康太 1:21:16※2
※1 23.4kmの記録で、現区間の距離に書き換えると1:12:34
※2 23.4kmの記録で、現区間の距離に書き換えると1:12:14
ん?2年生以外塗り替えられていますね。
特に学内記録保持者が3分も早くなっているではないですか!?
過去に山梨学院大学優勝の時期もありましたから多分その時の結果が出てきたのではないかなと思います。今からでも箱根駅伝5区の記録は優勝時に出した記録に挑戦してみたいですね!
往路はこれで以上となります!
外国人留学生は往路に起用しがちで、山梨学院大学も1区から5区それぞれ起用している選手がいますが、復路にも留学生を起用している区間があります。なので復路の結果も楽しみに待っててください!
それでは次回も宜しくお願いします!
トレビの可空