不登校の中の高校受験② 欠席日数 |     在宅生徒会長

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         中学で2年間不登校だった娘は、
         困難な受験を乗り越え、高校2年生になりました。
         未だ完全復帰とは言えませんが、
         どうにかこうにか学校に通っています。

高校受験は、
調査書(内申書)+ペーパーテストの点数
で決まるのが、まあ基本なのではないかと思います。

不登校の子が一番不安なのは、この
調査書(内申書)ですよね。

まず、欠席日数ですが、
出席日数が足りないから
中学が卒業できないんじゃ?

という心配は無用です。
ここは校長の裁量で決まりますが、
今は、ほぼ全員、卒業させます。
「卒業させない」という校長がいたら
会ってみたいくらいです。

レアケースとして、本人側から
卒業せずに、もう一年中学にいたい、
という申し出があることもあるらしいですが、
その時は、話し合いです。


殆どの高校で、
受験の時に見られるのは中3になってからの欠席日数です。
1~2年でどれだけ休んでいようが、
それがわかる書類は提出しませんでした。
学校から出される調査書にも記載はありませんでした。
(これは地域によって違うかもしれません)

でも私の感触としては、
そもそも欠席日数はあまり関係ない。
関係ないことはないけれど、
そこは実は最大の問題ではないかも。

多くの高校では、
不登校であることを伝えると
相手は一瞬身構えて、
「いつからか」と「今の状態」を聞かれます。
それが、過去の話なのか、
今現在の話なのか。
「理由」は最後です。

そして、これから卒業までの間、
登校するのかどうか、ということを聞かれます。

「これから頑張れるのであれば、
過去の不登校は問いません」
そう言った高校もあります。

現在進行形の不登校、かつ、
未来形もない(今後も卒業まで登校の意志はない)nonは
そこが一番きつかったところです。

でも、
「受験だから」、
「内申に響くから」
と言って学校に行けるんだったら、
そもそも不登校なんてやってないでしょ。

行けそうだったら、そう言えばいいし、
可能性なさそうだったら、そう言えばいいと思います。

どちらにせよ
「不登校である」「不登校だった」で一括りにして
「ウチではちょっと…」と「お断り」してくる高校は、
やめておいた方が賢明かと思います。
ろくなもんじゃありません。
その子にとって、「いい学校」でないことは明らかです。

それは学校の姿勢です。
全体主義で、
一人一人のことを見てくれるとは思えません。
そんな学校に入っても苦労するだけ。

「こっちからお断り!」
してやっていいと思います。

不登校なんだから特別扱いしてくれ、
ってことじゃないですよ。
不登校であることに
甘えてはいけない。

中学で不登校だったけれど、
高校には通いたいと思っている。
そこを理解して、認めてくれる学校。
でないと、
せっかく入っても、キビシイと思います。

残念ながら、そうでない高校の方が数は多いと思うので、
見つけるのは大変です。

でもきっと出会えます。








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