今日の歌はこちら下矢印

 

絢香さんの「Jewelry day」キラキラ

 

 

 

 

 

ずっと、ご夫婦で農業を営んできたお父さん。

 

お母さんに介護が必要になってからは、

お父さんが長年、面倒をみてきました。

 

でも、いよいよ二人での生活が

難しくなり、お母さんは施設入所されました。

 

「金がかかってな・・・

 あと、どれくらい払ったらいいんや

 そない思うわ・・・

 昔は、よう働いてくれた。

 せやけど、もう家に連れてくるのは

 無理やな・・・」

「そうだね・・・

 お母さんも、施設にいるから

 落ち着いているけど、家に帰ってきたら

 またどうなるかわからないからね・・・」

「毎日、このまま目が覚めなければええなあ

 思うて寝るんや。でも、朝がくれば

 また、目が覚めるんや・・・」

「お父さん、毎晩、このまま

 目が覚めなければいいなあと思って

 寝てるんやね」

「そうや・・・」

 

お父さんの苦しみです。

 

本当は、長年連れ添った奥さんを

自宅に連れて帰りたい。

でも連れて帰ったら、自分の生活すら

ままならなくなってしまう。

毎月、施設には多額のお金がかかる。

だからと言って、ほかにいい方法もない。

 

そんなお父さんの思いを聴きながら、

お座敷に飾られた、お父さんの

水墨画の作品を見せてもらいました。

 

 

グラジオラスかな?

なんて繊細な色使いなんでしょう。

 

そういえば、お父さんの家の庭にも

グラジオラスが咲いていたなあ。

 

お父さん、来週もまたお会いしましょう。

 

 

 

 

今日また目覚め

 

夢だと気づく朝

 

・・・

 

いつかは終わる旅の中

 

愛する喜びを

くれたあなたに

 

ありがとう 叫ぶよ

聞こえてるなら

 

声を届けてお願い