今日は歌は最後に。

 

ツバメの成長をずっと見守っているお父さん。

 

このガレージから、今シーズン

いったい何羽のツバメが巣立ったことでしょう。

 

 

 

 

ツバメさんの子育ては、現在進行中。

まだ3~4家族が、子育てしています。

お父さんは、変わらず見守っています。

 

 

お父さんが、ふとつぶやきました。

「お盆まで生きているとは思わなかった」

「そんな風に思っていたの?」

「この夏が暑ければ秋まではもたない。

 『この夏だ』と、医師に言われていた。

 だから、家に臨時病室を作って

 クーラーをつけたんです。

 しろくまくんっていうんだけど・・」

 

お父さんはもともとの自分の部屋ではなく、

トイレの近くの部屋を片付け、

そこにエアコンを設置し、最近は

そのお部屋で過ごしています。

 

そんなことがあったんだ・・・

知らなかった・・・

そんなこと言われていたんだ・・・

 

多くを語らず、何か秘めた思いが

あるのではないか。

なんとなく、どこか生きることを

あきらめかけているような

雰囲気を感じていました。

 

でも、そうじゃなかったんだ。

夏が暑かったら体がもたないから、

暑さに負けないように、クーラーをつけて

暑い時期を乗り越えようとしていたんだ・・・

 

「しろくまくんのおかげで、

 本物の病室には行かずに

 ここで過ごせてよかったですね」

「まあ、だからって、この部屋から出ないで

 じっとしていることが生きている

 といえるのか・・・という気はする。

 でも、外に出るとばてるから・・

 この部屋からは出られないな」

「早く涼しくなったらいいのにね。

 さわやかな秋になったら、

 外に出て歩きましょう」

 

 

 

「あの子らが巣立つまでは、大丈夫だろう」

訪問を始めたばかりのころ、

そう話してくださったことを思い出しました。

 

こんなに暑い夏だけど、

お父さんはがんばっています。

 

 

 

今日はお父さんへの応援歌です。

 

FUNKY MONKEY BABYSの

『ヒーロー』です。

 

 

 

 

きっと今日も七転八倒

でも鳴らすな10カウント

・・・

だっていつも家族のため

人知れずに

ひとりで戦ってる

照れくさくって

言いづらいけど

頑張っているのは

わかってる

・・・

いざ行かんゴールへ