ミャンマ-を襲った大ハリケ-ンに続いて、今度は中国内陸部を大地震が襲った。
 ミャンマ-は軍事政権独裁国家、中国は共産党独裁国家だが。この二つの独裁国家の大災害対応のパタ-ンは次ぎの3点で全く同じである。
1 救援支援のカネと物資は受け取るが、人的援助は拒否する
2 政府幹部が災害視察に訪れ、激励している場面だけをテレビで放映し、強調する
3 外国のテレビが現地入りすることは一切認めない。現地入りを認めるのは政府系テレビだけである
 この共通点は、不思議でも何でもない。
 国内向けには、政府や軍が全力を尽くしていること大々的にPRするが、悪いところは知らせないようにする。
 対外的には、政府の対応のまずさや救援の遅れによる被害の拡大を暴かれたり、上記の政府報道の方針に反する報道をされたりするのを防止するためである。
 この考え方は、独裁国に共通なものだからである。