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8月経常黒字は6カ月連続減少、貿易収支の赤字転化で
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 10月11日、8月の経常収支は4075億円の黒字となり、6カ月連続で黒字幅が縮小した。都内で2月撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai)
 [東京 11日 ロイター] 財務省が11日に発表した国際収支状況速報によると、8月の経常収支は4075億円の黒字となった。前年比64.3%減で、東日本大震災が発生した今年3月以来、6カ月連続で黒字幅が縮小した。所得収支の黒字幅は拡大したが、貿易収支が再び赤字に転化したことが影響した。 

 内訳をみると、貿易・サービス収支は8773億円の赤字。2カ月連続の赤字で、赤字幅も、リーマンショック後の2009年1月の1兆0572億円に次ぐ過去2番目の大きさとなった。貿易収支が3カ月ぶりに赤字に転落し、サービス収支の赤字幅が拡大したことが響いた。

 貿易収支は6947億円の赤字。2009年1月の8448億円、2011年5月の7713億円に次ぐ、過去3番目の赤字幅を記録した。鉱物性燃料の価格上昇等により輸入の増加が輸出の増加分を打ち消し、3カ月ぶりに赤字に転落した。サービス収支は1826億円の赤字。原発事故後、海外からの旅行客の減少が続いており、旅行収支の赤字幅拡大が影響した。 

 所得収支は1兆3539億円の黒字で、前年同月比18.2%増となり、黒字幅を拡大した。証券投資による配当金の増加などで、黒字幅拡大は5カ月連続となった。 

 ロイターが民間調査機関に行った事前調査では、経常収支の予測中央値は4438億円程度の黒字だった。


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 自民党が、2011年度第3次補正予算案をめぐる民主、公明両党との3党協議に消極姿勢を続けている。

 協議に前向きな公明党はいらだちを募らせている。

 「6日に向け最大限努力するが、自民党の役員人事の状況を見て回答したい」

 国会内で4日、就任あいさつも兼ね民主党の平野博文国会対策委員長と初めて会談した自民党の岸田文雄国対委員長は、6日開催で両党が大筋合意した3党幹事長会談を先送りする可能性に言及した。

 民主党は6日の幹事長会談で3党協議入りを確認し、早急に実務者協議に入りたい考えだが、自民党は3次補正の国会提出前の実質的協議に応じない姿勢を崩していない。

 慎重姿勢の背景には、東日本大震災復興費を賄う臨時増税を巡る見解の隔たりがある。所得税、法人税などを柱に「10年間を基本」とした政府・民主党案に対し、自民党では「復興債による60年償還」程度として単年度の税負担軽減を求める意見が大勢だ。同党支持が多い葉タバコ農家への配慮から、たばこ増税、日本たばこ産業(JT)株完全売却にも反対論が強い。「増税への加担になる」との懸念や、派閥領袖を中心にある早期の衆院解散を求めるため協議に応じるべきでないとの声も慎重論を勢いづかせている。

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<3党政調会長会談>民主、協力取り付け狙うも自公は慎重
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会談に臨む(右から)民主・前原誠司、自民・茂木敏充、公明・石井啓一の3党政調会長=国会内で2011年10月7日午後6時0分、藤井太郎撮影
 政府が11年度第3次補正予算案を閣議決定したことを受け、民主、自民、公明の3党は7日、国会内で政調会長会談を開き、政策責任者による協議を始めた。民主党は協議を通じ、復興増税など政府の取り組みに協力を取り付けたい考え。しかし、自公両党は国会提出前の与野党合意について「談合になる」と慎重姿勢を崩しておらず、協議は難航しそうだ。

 民主党の前原誠司政調会長は会談で、「与野党協議を前提」という3次補正の閣議決定について「事前に合意を得られれば、(野党の意見を)盛り込みたい期待を込めた」と説明。しかし、自民党の茂木敏充政調会長は「前提にというのは間違っている。納得できない」と述べ、事前合意に慎重な姿勢を示した。

 自民、公明両党は復興財源に関わる税制面で、政府案との隔たりが大きい。政府が10年を基本とする所得税増税の期間延長や、たばこ増税の反対を主張。自民党は復興債の償還期間を60年の建設国債並みにするよう求めている。これに対し、民主党は増税期間を15年程度に延長し、単年度の負担を軽減する妥協案で、自公両党の理解を得たい構えだ。

 前原氏は会談で「税について各党税制調査会長で話をしたい」と述べ、税制の実務者を加えて具体的な協議に入りたいと提案。しかし、茂木氏は「歳入、歳出の全体を見ないと時期尚早だ」と否定的な考えを示した。公明党の石井啓一政調会長は「復興財源の中にB型肝炎訴訟の対策費が含まれるのは違和感がある」と指摘した。

 前原氏は自公両党の復興対策案が3次補正にどこまで盛り込まれているか、11日に示す考えを示した。低姿勢の民主党には3次補正協議を通じ、増税論議に自民、公明両党を巻き込む思惑がある。ただ、自公両党は「増税への共同責任」を負うことを警戒。3党協議はあくまで野党の意見を伝える場にとどめる考えだ。【野口武則、岡崎大輔】


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