あるかたの展示会が沖縄本島中部であるということで、うるま市田場の公民館へ。
 

芭蕉布(ばしょうふ)ってご存知ですか?沖縄県外だと、このジャンル(織物とか着物とか)のかたじゃないとなかなか認知されていないと思いますけどどうだろう。
 
簡単に言うと、食べられないバナナの木の種類です。糸芭蕉という木だそうです。このフサフサだけで、直径10cm以上の芭蕉の木20本ぶんだそうです。
 
それをですね。
 
その繊維を取り出して、紡いで、そんで織物にしちゃうんです。紡ぐっていうんですかね、1本の糸にしちゃうそうです。上の籠の中、これで1本です。
 
この1本にする作業が全行程の8割方だそうです。
 
驚くことに、この糸芭蕉の木の栽培から始まり、100%の工程をひとりでやってらっしゃいます。
 
信じられない。
 
着物だと、1着を織るのに足かけ1年半かかるそうです。これはもう。
 
何たるチア、サンタルチア。
 
鈴木芭蕉布工房の、鈴木隆太さんです。
 
いわゆる人間国宝の、平良敏子さんに師事し現在は、宜野座村に工房をかまえています。
 
先日、工房におジャマしてこの展示会を知りまして、今日は参上しております。
 
このかたがご近所だなんて。
 
 
急ですが、本日バタバタしておりまして、まとめに入らせていただきます。
 
 
鈴木隆太さんと沖縄県立芸術大学で同期だったという他お三方、陶芸の山田義力さん、ガラスの當山みどりさん、紅型の天願千恵さんの4人展が、8日(日)まで開催されています。うるま市田場公民館。
 
山田義力(よしりき)さんは、大嶺實清さんの薫陶を受けている、これまた大物さんでございます。器は本来、盛るモノの引き立て役であると考えるなら、コレは月桃にピントがきているべきか。
 
か、かわいい。かわいいぞ。
 
 
かわいいぞ。山田さん。
 
ガラスは當山さん。直径6cmほどでしょうか。このなかに月桃が瑞々しく輝いていました。
 
紅型は天願さん。サガリバナの表現がステキです。こんなの見たことない紅型だ。
 
いつまでも見ていられます。楽しいし素晴らしいし、まぁ下衆な言い方ですが皆さんそれぞれトップの評価をバッチリ手に入れているかたがたです。
 
著名なかたがたを前にして、写真をバンバン撮るのは失礼だと思いましたので、こういう偏りのある撮影のしかたになってますが、もしご本人さまがご覧になった場合は何卒ご理解をくださいますよう、お願いいたします。天願さん、お名刺ありがとうございました。
 
20年前に最後の補修がなされたという、この田場の獅子舞。この補修に鈴木さんの名前が挙がり、田場公民館とのご縁となったそうです。
 
写真はまだ補修前です。これが芭蕉布になったら凄いだろうなぁ。
 
でも。
 
こういうの、若者があまり行かないヤツですね。これって、知るとハンパじゃない衝撃だと思います。ぼくも40歳手前ですけど、滞在1時間の間でぼくより若いひとはいなかったなぁー。
 
ここに、またひとつ街づくりのヒントがある。と思いました。
 
文化やアートを知ると、眠れなくなるなぁ。自分が自分を知ろうとするんだろうなぁ。
 

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