恒常化しているルール破り | やっぱり野球が大っ嫌い☠

恒常化しているルール破り

楽天・星野仙一監督(64)が26日、現行のトライアウト方式について改良を訴えた。現在のルールによると、戦力外通告を受けた選手はトライアウトが終了するまで他球団と交渉もできず、入団テストも受けられない再就職のチャンスを増やすためにも、制限を取り払うべきと提言した。


球界の発展を願うからこその発言だった。星野監督はこの日、仙台市内でトライアウト制について、「あんなバカな話はない。機会均等というけど元々、強弱がつく勝負の世界。選手会が自分たちの首を絞めている。

変えないと」と持論を展開した。


現在は日本野球機構(NPB)と選手会との取り決めで戦力外選手のトライアウト前の交渉を禁じている。ポストシーズンにより全日程終了時が球団ごとに異なる状況をふまえ、機会均等を図ったもの。だが、枠が違うとはいえ外国人選手はその期間中にテストを受験できる不平等を生んでいる。事実、楽天も今秋、阪神の下柳、元巨人の南(現BCリーグ・石川)をテストできず獲得を見送った。その間、外国人6選手をテストし、ロッキーズ・テレーロが合格したという経緯もある。 (2011.11.27 報知)


現在は各球団のスカウティングが以前より充実していて、目を付けていた選手は他球団に入団後も追いかけていて二軍の試合にもスコアラーがチェックしている。少しでも可能性が有ると思った選手が解雇されたらすぐに声を掛けているのが実情。


日本のプロ野球界は自らルールを作っておきながら、平気で破るような組織だから始末が悪い。ドラフト候補選手への裏金や栄養費は額の違いこそあれ、全球団が叩けば埃が出るのは周知の事実FAに関しても同様に交渉解禁前に球団の接触禁止を決めておきながら、ルールの抜け道を突いて球団の意を受けたマスコミ関係者が接触している


戦力外通知をして枠を空けた分にドラフトやトレードで補充し翌年のチーム構成が固まった後の12月に、FAの為に改めてチーム編成をし直す訳がない。日本シリーズ終了後に有資格選手が申請手続きする時には既に趨勢は大方決まっている。馬鹿正直に交渉解禁まで待っていた当時日ハムの藤井投手は引き取り手が無く、頼み込んで日ハム時代よりも低い条件提示だった巨人にすがるより他なかった。


タンパリング禁止のルールは形骸化しているのが現状。せめてトライアウトぐらいルールは守っているふりするぐらいしようよセンイチくん。