✏気功を哲学する・2


【執着からの離脱】

 生老病死を含め、人生の殆どは〔思うようにならない〕という思いによって苦しめられていると釈尊は言う。
 それは、〔思い通りにしたい〕という強い思いがあり、そこに固執しているからに外ならない。

 思い通りにならない物事を思い通りにしたいという固執した思いが心に葛藤を生み出し、フラストレーションとなり、そのストレスが心や体に変調を齎していく訳だ。

 その〔思い通りにしたい〕という固執した思いが、「本当はこうあるべきなのに、自分は出来ていない」という自己ひていてきな思いを作り出し、自分の心を〔うつ的状態〕に沈み込ませでいったり、或いは、自分が考えている正義があり、それが例え、電車内での化粧とか歩きスマホとかなどのようなことであったとしても、他の人の「不正」が許せないという思いが強くなり、自分の心が抑制出来ず、公衆の面前で直ぐにカッとなって大声で注意したり暴力を揮ったりしてしまう、いわゆる〔キレる〕という状態を引き起こしていく。

 そして、そんな心の状態が、不眠や偏頭痛、便秘、胃腸不良から狭心症や高血圧まで、様々な体の変調を作り出していくのだ。

 そんな心身の変調を齎している固執した思いを作り出しているのは脳内セロトニン不足らしい。
 これは東邦大学の有田秀穂先生の脳内セロトニン不足の研究から学んだ話だが…。

 そんなに単純ではないが、結論的に言えば、自分を苦しめている固執した思い、即ち執着心を取り除いていく為には脳内セロトニンの分泌を促進して行けば良い訳だ。

 〔気功&ふぁんそんテクニック〕の役割の大事な要素は、脳内セロトニンの分泌を促し、この執着心を緩和、消失させていくところにあるのではないかと僕は考えている。

ℹ9月8日(日)
💃癒しと健康の集い/京都のお寺でリラックス&養生気功》
🎈10時~15時
🎈京都・洛西・妙心寺内〔大心院〕
🎈参加費→1日3000円

💃気功&ふぁんそんテクニック指導員:和気信一郎
📱09019816957
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