今の僕の課題は何だろうかと考えてみる。

 「気功とは何か、何をすることなのか」という命題に対しての一応の回答は用意出来たと思っている。
 「気功とは何か」という問いに対しては、
「気功とは、気の感覚を手掛かりにして、体内での気の巡りを調える等の習練を通して、自らの生命力を強くし、同時に心の安定を獲得していくための心身鍛練法である。」
という回答を用意した。
 また、「何をすることなのか」という問いに対しては、
「気功を学び深めていく為の手順である〔かんかんかんさいれん〕の習練を通し、生命の根本的な力である丹田力を強くしていくこと。」
という回答を用意した。
 少し詳しく書けば、
「受動的な動きの感覚に没頭することで体性感覚を開発し、その開発された体性感覚によって体内に〔ふぁんそん状態〕を作りだし、その〔ふぁんそん感覚〕によって、体内で気を巡らせ、自然界の気を採り入れ、丹田の気を練っていく習練をすること。」
ということになるだろう。
 そして、僕は、体性感覚による〔ふぁんそん感覚〕の獲得によって、気功的な習練とは別の方向での習練法として〔ふぁんそんテクニック〕を開発し、それも体系化させてきた。
 それが〔気功流軟酥の法〕による〔癒しの体感〕であり、〔ふぁんそん感覚〕の広がりとしての〔空の体感〕である。
 〔ふぁんそん感覚〕や〔丹田感覚〕、〔癒しの体感〕、〔空の体感〕などという感覚を体感出来るようになる為には、如何なる技法が必用なのかという指導員的な観点での模索はまだまだ続くだろうが、問題は、僕自身のこれからである。
 ここからは、未だ何の言葉も出て来てはいない。

 乞う、ご期待!といったところか。