🌻ゆるみの感覚が自由な心を作り、その心が体を丈夫にしていく


 〔気功&ふぁんそんテクニック〕は、心身の健康の回復、維持、増進にとっては、かなり有効な技だと思っています。
 しかし、僕は、その〔健康〕を目的として〔気功&ふぁんそんテクニック〕をしたことは殆ど無いように思います。

 では、何故に35年余も〔気功&ふぁんそんテクニック〕を続けて来たのかと言えば、それは〔気〕や〔ふぁんそん〕の感覚が心地よく、その感覚に没頭出来たからでしょうね。

 〔気〕や〔ふぁんそん〕の感覚に没頭している時の感覚は、般若心経に出て来る〔空〕をたいかんしているようでもあり、その心境が、仏道で言われる覚りの境地としての涅槃の境地や三昧の境地になっているようでもあると感じています。

 〔ふぁんそんテクニック〕によって、身体的な意味での硬さや強ばりを緩めていくことで、精神的な意味での硬さや強ばりが無くなっていき、いわゆる執着やとらわれといった心から離れていき、精神的な意味での〔自由〕を手に入れられたように感じているんですね。

 ああしなければ…、こうしなければ…などという無駄な心の縛りが無くなり、生きるのがラクになったような気がしています。

 そういう意味では、僕は、生きるのがラクになる為に〔気功&ふぁんそんテクニック〕をして来たのかも知れません。

 それが結果的に、40才くらいまでに死ぬと医師から宣告された体を長持ちさせ、喜寿を迎える今の身体的な状態にまで変化させて来たんだと思います。

 東洋医学の考え方は〔心身一元〕ですから、僕は〔気功&ふぁんそんテクニック〕を通して、心に働き掛け、そちら側から身体に影響を及ぼしてきたといえるんでしょうね。

 ですから、「健康の為に」と、必死になって何かをするのはやめた方が良いと思いますね。

 楽しいからする、心地よいから続けている、それでいいじゃないですか!