今日はキジトラのお話。
キジトラは古くから日本で見られた猫で、
多くの雑種猫の原型とも言える猫である。
キジトラの”キジ”は日本の国鳥、雉(キジ)のことで、
その毛色がメスの雉の色合いに似ていることからキジトラと呼ばれるようになった。
基本的には茶色の毛色に黒の縞模様が入る。
このようなトラ模様を”マッカレルタビー”という。
キジトラはブラウン・マッカレルタビー。
ちなみにマッカレルとは魚の”サバ”のことである。
なので英語だとトラ模様ではなく、サバ模様ということになる。
↓我が家の女王ルナ。茶色に黒の縞模様、一般的なキジトラの色合い。
↓メスの雉。茶色に黒の模様がある。
現在、我が家にも2頭のキジトラがいる。
今年11歳になる女王ルナとまだ1歳になったばかりのこざるだ。
↓黒いトラ模様がとても美しいこざる。黒っぽいキジトラは黒キジと呼ばれることもある。
↓ルナとこざるの色合いの比較。同じキジトラでもこれだけ色合いが違う。
↓お腹へいくほど毛色は薄くなる。
毛色の黒味が強い個体は黒キジ、または黒トラと呼ばれることもある。
雑種の場合、純血と違って特に呼び方の決まりがあるわけではないので
その猫を見た人がどう判断してどう呼ぼうが別に構わないのだが、
黒トラはまた別に完全な黒猫にトラ模様の入った、
”ブラックスモークタビー”という個体が存在するので
左衛門佐個人的には黒キジを黒トラと呼ぶのはちょっと違うかな~という気もする。
白い毛色の部分が多い個体は白キジと呼ばれる。
白い毛色が少ない場合はキジ白。
※サバトラの場合は白サバ、サバ白、茶トラの場合は白茶、茶白。
この場合は顔半分から下と、お腹にかけて白い毛色が入る。
白い部分の毛色は真っ白になるのでとても可愛い。
ちなみに我が家のトラ猫は全て全トラ(白い部分が無い)である。
キジトラは基本的に警戒心が強い子が多いように思う。
しかし飼い主のように一度心を許した人間にはとことん従順で
どうしようもないぐらい甘えん坊になる。
頭がとても良い子が多く、人間とのコミュ能力がとても高い。
性格は少し神経質な面もあるが、逆に大胆なところもある。
↓我が家の庭で堂々と昼寝をするボス猫のオスのキジトラ。キジトラにはこんな大胆な一面もある。
ボス格の器を持つ子も多く、
ウチで仔猫で保護した後輩猫の多くはルナが面倒をみて育ててくれた。
↓仔猫の頃の雪晶の面倒をみるルナ。我が家に来た保護仔猫の多くはルナがこうして育てた。
キジトラは頭も良いが運動能力にも優れ、
スピード、パワー、瞬発力全ての能力が高い。
体格も大きくなる子が多い気がする。
キジトラのこざる、サバトラのアクア、シロトラのだるまは
同腹の3姉妹だが、追いかけっこをしても
一瞬でアクアやだるまに追いつくこざるのスピードと瞬発力は目を見張るものがある。
またパワーにも優れ、垂直飛びでもこざるはアクアの倍ぐらいめっちゃ高く飛べる。
↓茶・白・青の仲の良いトラ猫3姉妹。同腹の姉妹でもこざるの運動能力は他の2匹を圧倒している。
もちろん我が家の要、女王ルナも若い頃はこざる以上に運動神経抜群だった。
面倒見がよく、どの猫にもとても優しい性格の子だがやる時はやる猫で、
女王の座を狙いクーデターを起こして家中の猫を恐怖に陥れた黒トラのまーちゃんを
一撃で叩きのめして混乱を終結させたほど喧嘩も強い。
(ルナ以外の子は全員まーちゃんにボコボコにされた)
この事件は左衛門佐も嫁さんも精神をすり減らす大事件だったが
ルナに完全敗北して以来、まーちゃんはルナにひれ伏すようになり、
また全てが上手くいくようになった。
このように”絶対的存在”のボスとか女王の器の子がいると、
多頭飼いは多少の小競り合いはあっても何頭いようが上手くいく。
キジトラにはボスや女王になれる天性の素質がある。
キジトラは飼い主の愛情を強く要求する猫なので、
忙しくて時間が無い人が飼うにはあまり向かないかもしれない。
飼い主に振り向いて欲しくて、
悪さをして飼い主の気を引こうとして失敗することがよくある。
多頭飼いの場合はそれが顕著に出る。
我が家の場合、ルナはスリッパをかじったりおもちゃのネズミをわざと誤飲したり、
こざるは座布団や布団に粗相をして気を引こうとした。
なのでちょっとやそっとのことでは怒らない、
おおらかな性格の飼い主が向いていると思う。
溺愛される子も多いが懐かなくて虐待されるのも意外とキジトラが多い。
なまじっか頭が良いだけに虐待されてひねくれてしまうと
手の付けられないとんでもなく凶暴な猫になってしまうことがある。
でも左衛門佐はキジトラが懐かないのは100%人間が悪いと思う。
真っすぐに育てば甘えん坊のとても良い猫に育つので
正面から猫と向き合える人に飼って欲しいと願うばかりだ。










