昨日の夕方、大切に育ててきたヒラメちゃんを浜名湖に返した。
採集したばかりの頃は全長僅か3cm。
左衛門佐の指先に乗るほどの小さな子だったが、
返す前に体長測定したら15.5cmになっていた。
左衛門佐は全長16cmは超えているかな~と思っていたのだが
思ったよりは小さかった。
このサイズにしては幅がスゴイのでそれで大きく見えたみたい。
採集したばかりの頃。全長3cm。4月25日撮影。
昨日の夕方、浜名湖に帰る前。全長15.5cm。
約二か月で12.5cmも大きくなった。
このサイズになると他の魚に捕食される危険はかなり下がるが、
その代わりウーちゃんに食べられる可能性が高くなる。
ヒラメやカレイ、コチなど底層の魚はウーちゃんに発見されやすく、
動きも遅いので格好の餌食になるのだ。
もちろんウーちゃんも生きるために魚を捕って食べているのであって
ヒラメは人間だけの食べ物ではないので何も悪いことは無いのだが
できるならアジとかヒイラギとかにしてくれ~と思うのは
人間の勝手な都合というもの。
なんとか元気に生き抜いて欲しいね。
この日は夕方は下げで瀬に乗れないのでクロダイ釣りは無し。
翌朝朝イチで短時間で狙う。
そして今朝、予定通り6時前に起きた左衛門佐。
ベッドから立ち上がろうとするが・・。
身体が重い。
それでも気力で立ち上がり、準備を進めていると嫁さんが起きてきた。
「とうちゃん、今日行くの?」
「行くよ~。朝イチだけね。」
今日は水曜日。
嫁さんは仕事で家事ノルマは左衛門佐の担当なので忙しい。
釣りから帰ってきたらヒラメ水槽の片付けや
クエちゃん丸ちゃん水槽の水替えもしなければならない。
釣りできる時間はせいぜい1時間~1時間半といったところだ。
しかし、靴下を履こうとソファーに腰を下ろした左衛門佐。
身体が重くて立ち上がることが出来なくなってしまった。
どうやらかなり疲れているようだ。
この湿気の高さが体調を悪くしてるってのもあるんだろうな・・・。
・・・今日はヤメるか・・・。
風は無く、潮見表の上げピークが8:58の中潮という完璧な潮周り。
行けばほぼ勝利は確定の潮周りだ。
だが・・・身体が重すぎる。
やはり釣りよりもクエちゃん丸ちゃんの水替えの方が大事なので
無念だが釣りは断念。
それにまだイケスに前回釣ったタイが2枚活かしてある。
これも今日捌かないといけない。
タイは身を熟成させるのに丸3日かかるので酒の肴が無くなってしまう。
左衛門佐は酒のつまみに刺身が無いと絶対に嫌な人なのでそれは困る。
はぁ~。。。
歳はとりたくないもんだな。
起きたばかりなのに既に疲れているってどういうことなんだ。www
1日にやりたいことを全てこなせるだけの体力が無い。
やはり交通事故の後遺症が未だにかなり響いているようだ。
重すぎる身体に鞭を打ち、まずはクエちゃん水槽の水替えから始める。
今日はフィルターも掃除する。
バクテリア殺さないように浜名湖の天然海水で入念に掃除。
近い将来このブログは釣りの記事を書くのを止め、
ハタを中心とする近海産海水魚の飼育と、
浜名湖で観察できた生き物を紹介するブログに変えるつもりだけど
海水魚を飼育するうえで最も重要な海水について一言言っておくと、
海で汲んできた天然海水をそのまま使用することについて
アクアリウムの世界では一般的にはタブーとされている。
それは病気や虫の混入などのリスクを考えてのことなのだが
この件については左衛門佐もどちらかと言えば同意である。
では何故左衛門佐は浜名湖で汲んできた天然海水をそのまま使用しているのか。
それは話が長くなるのでまた別の機会に記事にしたい。
ただこの記事を読んで安易にこれを真似て、
海水魚の飼育に汲んできた天然海水をそのまま使用するのは
止めた方が良いのではないか思う。
さて、肝心のクエちゃんであるが
毎日水槽を覗くのが楽しみなほどいい魚に成長している。
これ、30cm超えるぐらいになったらどれぐらいの迫力になるのかな。
ただ、最近与えたハゼを食わない。
どうやらハゼがあまり好きではないようだ。
アジを与えるとすぐに食べるのだが一度に何匹も食べるわけではなく、
1日に1~2匹食べるかな?といった感じ。
一度にアジを何匹も入れてしまうと目障りなのか、
食べずに全て嚙み殺してしまうので加減が難しい。
クエはハタの仲間ではマハタなどに比べると丈夫で病気にもかかりにくく、
飼育は容易なのだが餌の選り好みが激しいのと
好戦的で気性が荒い個体が多いのでその点はちょっと苦労する。
次は丸ちゃん水槽。
お掃除隊のカゴカキちゃんとヒメハゼが頑張ってはいるが
やはり餌が生のアサリなので水が汚れやすい。
こちらも水替え&フィルター掃除である。
丸ちゃんと食い散らかされたアサリの貝殻。
脱皮を繰り返し、桜色になった丸ちゃん。
そして空になったヒラメ水槽だが次はマゴチを飼育するつもり。
ただ、時期的にマゴチの幼魚がたくさんいるのは判っているが
果たしてこの水槽で飼育できるぐらい小さなマゴチがいるかな?という感じ。
浜名湖のマゴチはちょうど産卵が始まった頃なので
今いるマゴチの幼魚は最小の個体でも昨年の秋産まれということになる。
要するに今時期はもっとも小さなマゴチが居ない時期ってコト。
マゴチはヒラメほどの質量は無いがこの水槽で飼育するなら
やはり全長10cmちょいぐらいの個体までにしたい。
今年はまだマゴチの子供たちの様子、全然見に行ってないからわかんないけど。
探して小さな子が見つからないようなら小さなクエの当歳魚が採集できる秋まで
この水槽は稼働停止。
あぁ、でももうすぐ7月か。。。
ハタの仲間の産卵時期だな。
ちょっと早い気もするけどハタ系の幼魚を採集するための左衛門佐オリジナルトラップ、
”クエマンション”を準備して沈めとかないとな。
もしハタ系の稚魚や幼魚が桟橋周りに居れば100%確実にクエマンションに入る。
ハタの幼魚たちが集まる場所は判っているので釣りでも採集できるんだけど、
やはり釣った魚には少なからずダメージが残るので
なるべくならトラップで採集したい。
トラップで採集したハタの幼魚はノーダメージなので採集したその日から餌食べてくれる。
今年はどんなハタの子供たちが顔を見せてくれるかな。
今からとても楽しみだ。