先週の土曜日。
休日前なのでいつものようにクロダイ釣りに出た左衛門佐。
左衛門佐の好きな若潮の潮周りなので期待して出撃。
しかし・・・釣果は振るわなかった。
着いてすぐ、１枚掛けたのだが痛恨のバラシ。
ここからパッタリとアタリが出なくなってしまったのだ。
よくクロダイは警戒心が強いからバラすと魚が散って釣れなくなるよ～
なんて聞いてはいたけど・・・。
ホントなんだね。
実は前回嫁さんのクロダイ初チャレンジの時もバラシの後、
パッタリとアタリが止まってそれ以降一度もアタらなかったのだ。
いくら粘ってもアタリが出ないので仕方なくポイント移動し、
なんとか１枚獲ったけどこの釣りにバラシは禁物だなと思った。
いや、バラそうと思ってバラすわけじゃないけどさ。
活性の高いときならまだしもやる気低い時は致命的だ。
バラしてアタリが出なかったらさっさとポイント移動した方がいいね。
くっそ～、悔しさしか残らなかったぜ。
まあ、１枚でも獲れて良かった。
魚釣りにおいて、ゼロとイチの差は天と地ほど大きいからな。
あれ？でもこの魚ひょっとして・・・アフター？
土曜日の１枚。クロダイ４３ｃｍ。
そして昨日。
左衛門佐はプルプルしていた。
ムッキーしていた。
リベンジに燃えていた。
ムキッ！！
ムキムキッ！！
ムッキー！！
ムキキーッ！！！！
潮が上がるのを待ちわびて左衛門佐艇に飛び乗る左衛門佐！！
エンジン始動！！
固有スキル、”優等生×バクシン＝大勝利ッLV5”発動！！
スロットル全開で浜名湖の湖上を爆進する左衛門佐！！
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！
あっという間にポイント着いた！！
さあ釣るぞ。
そして1時間後。
そこには真っ白になった左衛門佐が居た。
あ、アタらねえ・・・。
なんで？
でも・・・一つ気になっていたのは前回釣った魚がアフターの個体だったことだ。
１時間が経過した頃、ようやく竿先に変化。
なんか触ったな。
じ～っと穂先を見ていると一度大きくピンッ！！と跳ねた。
タイだ。
これは入りそうだが・・・。
竿に手を掛け待っていると、
少しグイッと入った後、大きく竿先がグニャリと曲がった。
すかさずカツン！！と掛けてとりあえず１枚目。
アベレージサイズだけど予想通りこれもアフター。
お腹ペチャンコ。
ボロボロの尾びれが産卵直後の個体であることを物語っている。
やっぱ魚変わってるじゃん！！
昨日の１枚目。クロダイ４５ｃｍ。
そういうことか～。
道理で前回からアタリが出ないと思ったぜ。
魚は大抵どれも産卵直後はダメだ。
ヒラメでもバスでも食わなくなる。
産卵から少し経つと落ちた体力を回復させようとして
またよく食べるようになるんだけど直後はダメ。
ここで風が落ち、凪いで水面が静かになってきた。
じっと水面を見つめていると少し大きめの魚がゆっくりと泳いでいるであろう、
線状の波が見える。
あっちにもこっちにも居るな。
やっぱタイは居るんだけどやる気が無いんだろう。
せめてもう１枚釣れれば確定的なんだけどな。
そう思っていたら辺りが薄暗くなった頃、
ようやく２回目の本アタリ。
これも上手く掛けてやっとこせの２枚目。
サイズはほぼ一緒。
魚はもちろんアフター。
これで確定だ。
昨日の２枚目。クロダイ４６ｃｍ。
そうか。
ってことは左衛門佐が釣りをしている鉄橋南北のシャローエリアのクロダイは
嫁さんと釣りをした５月４日から前回の５月８日の間に産卵に参加した個体が
かなり多かったってことになるな。
嫁さんが５月４日に釣った銀ピカは抱卵個体だった。
嫁さんが５月４日に釣ったクロダイ。今回釣った魚との差は歴然だ。
５月４日以前に釣ったクロダイは全て抱卵個体だったので
このエリアではそれ以前に産卵に参加した個体はいなかったと思われる。
もちろん抱卵した全てのクロダイが同じ日に産卵行動に出ることは無いと思われるが、
５月８日以降に釣った３枚のクロダイは全て産卵後のアフターだったので
少なくとも５月５日から５月８日までの間にタイミングを合わせて
産卵行動に出た個体群が多くいたことは容易に推測できる。
うーむ、これはこのエリアはしばらく厳しい状況になりそうだなぁ。。。
きっと今切口近辺や奥浜名湖のクロダイはまた別のパターンなんだろうけど。
ってことは７月の頭には１ｃｍぐらいになったチビクロ達がまた浜名湖の渚を賑わすんだろうね。
昨年もチンタの数、半端なく多かったからなぁ。
ヒラメやマゴチと違ってそれほど資源保護を考えなくてもいいぐらい、
浜名湖のクロダイは数が多い。
ところでアフターのクロダイって、味どうなのかなぁ。。。
当然プリスポーンの魚より絶対にマズイとは思うけど・・・。
でもクロダイって以前は左衛門佐も正直バカにしてたけど
いい魚なら３日熟成させて刺身にすると旨味が増してめっちゃ美味いんだよ。
マジでヒラメやマゴチにも全然負けてない。
クロダイは熟成させても僅かにシャキシャキした食感が残るのがいいところ。
捌いてすぐは味薄くてダメだけどね。
ただ、刺身にする場合は活魚を活〆血抜きした魚が必須条件だけど。
気付けばもう５月も半ばかぁ。。。
ハイシーズンだというのに全然ヒラメもマゴチも釣りにいってないんですけど。。。
いい加減そろそろ活き餌も確保したいよねぇ。。。