昨日の夕方、同僚くんと涼しくなる頃を見計らって船を出してきた左衛門佐。

同僚くんがルアーで青物狙いたいというのでそのお付き合い。

船頭を務めるその報酬はいつもの遠州灘産、ちりめん1kgである。

 

 

蒼く、良い潮が湧いているのだが何故か青物の反応は鈍い。

時折ボイルは起きるが単発だ。

ミニバイブでツバスをキャッチするもイマイチ反応が薄いので

ジグサビキでのアジ・サバ狙いに変更。

こっちは夕暮れ間際に時合がきてフルボッコ。

もう辺り一面ナブラ状態でタコ釣れ!!www

左衛門佐もいつものサビキ仕掛けを垂らしてみるとアジ連発。

サバは最大25cm、アジも15cmクラスがたくさん混じってめっちゃ楽しい釣りだった。

大半のアジはタタキにして美味しく頂いたのだが

10匹ほど残しておいたアジで自家製のアジの干物に挑戦してみることにした。

 

 

まず、アジを開く。

こんなふうにスーパーなどで売っているような感じで開いていく。

 

 

アジを開いたら、30分ほど塩水に浸けておく。

塩味の加減は適当である。

 

 

待っている間にアジを開いた部分に塗るテロテロを作っておく。

テロテロはみりんに醤油と昆布だしをほんの少しだけ加えたものである。

これを塗っておくと干物が出来上がった時の仕上がりが抜群に良くなる。

 

 

塩水に浸けたらアジを干す。

表面の水分をある程度きったら、重ならないよう綺麗に並べて干してゆく。

 

 

真夏の太陽の下で30分も干すと表面の水分が飛ぶのでここでテロテロを塗る。

完全に干しあがる前にテロテロを塗るのがコツである。

 

 

テロテロを塗るとこんなふうに表面にテカリが出て、

甘く、とても良い匂いがするようになる。

もうこのままでも食えるんじゃね?という、いい匂いだ。

 

干物の難しいところは魚の種類、サイズ、天気によって

干す時間を変えなければならないところだ。

乾燥が足らないと味の濃縮がイマイチだったり生臭さが出たりするし、

逆に乾燥しすぎると焼いた瞬間、消し炭になったりする。

素人なら30分、1時間単位で干しあがり具合をチェックする必要がある。

 

好みの具合に仕上がったかな?と思ったら完成!!

 

 

素人なので出来上がり加減は毎回違うのだが、

その出来加減をあーだこーだ自己評価するのもまた楽しいものだ。

自分で釣った魚で自家製の干物を作る。

これはある意味釣りを趣味とするものだけに与えられた特権ではないのだろうか。

出来上がり具合は別として案外簡単に出来るものなのでぜひ一度挑戦してみてほしい。

 

今度あの魚釣ったら干物にしてみようかな・・・。

普段はあまり食指の湧かない魚にも興味が出るぐらい、

干物作りは楽しいもの。

さて、次はどんな魚を干物にしてみようか・・・。