昨日は病院が休みだったのでリハビリに通う必要がなく、いつもより釣りする時間が長くとれるということで気合十分で出撃した左衛門佐だったのだが・・・。

昨日仕事から帰ってきた左衛門佐。
昼食を食べ、気合をいれて出撃の準備をする。
今日は夕方の1時間勝負ならぬ2時間勝負だ。
潮回りは若潮の上げ。
ちょうど上げか効いてきた頃に竿を出せる。
上げ必釣パターンのまさに釣ってくださいといわんばかりの条件だ。

玄関に並べてあるタックルの中から使い慣れたいつものヒラメX240ではなく、早舟240とライトヒラメ230の2本を手にして桟橋に向かう。
底潮が効いてきたらキス餌で押し通すつもりなのでデカイのが掛かったとき楽に獲れるようにあえて早舟を、釣り始めだけサバ餌で様子をみたいのでライトヒラメ230も持っていく。

桟橋でキスを活かしてある水中イケスから全てのキスを船のイケスに移す。
今日こそフルボッコにしてやるぜ。
待ってろよ、浜名湖。

1番ミオに着くと上潮は既にガンガンに効いているようだが・・・果たして底潮はどうか。
こればかりは流してみないと分からないのでライトヒラメ230に1本針仕掛けを付け、サバの餌で流してみる。
さて、どうか。

流してみるがやはりまだ仕掛けの抵抗をかなり感じる。
1本針仕掛け、サバの餌でこれだけの抵抗だとまだ全然底潮効いてないね。
3回ほど流してみるがやはり反応無し。
ん~、どうすっかな。

サビキやるか、それか3番ミオ様子見に行ってみようかな。
なんて思っていたらガツガツ!!と食った。
おっ、もう食ったじゃん!!
と喜んだのも束の間、正体はコレ。

イメージ 1
あ~~~、お前だったか。。。

左衛門佐が思うに、コイツが釣れるときって何か良くない気がするよ。
あんまりヒラメ釣れないっていうか。

しかし、そうこうしてる間に潮がいきなり走るようになってきた。
船の流れるスピードより速く仕掛けが先行したがるぐらい。
よし、これは食うな。
ベストラインに入れてみる。
めっちゃいい感じになってきたのだが・・・食わない。
もう一回。
・・・食わん??
ん~~~、これなら食いそうなんだけどなぁ。
エンド近くで仕掛けを回収しようとしたとき、
ようやくゴン!!ときた。

まさかここで食うか。
でもどっちだろ。
ゴツゴツ咥え直す感触が伝わってくるからヒラメだとしても大きくはなさそうなんだけど。
1本針なのでしっかり送り込んで・・・ガツン!!
よし、掛かった。
やはり小さそうだが首を縦に振るのでヒラメ確定。
よっさ!!

イメージ 2
昨日の1枚目。ヒラメ36cm。

よし、これでボ○ズ回避。
ヒラメが食う潮になったのが分かったので竿チェンジ。
満を持して2本針仕掛けにキスを付け投入。
さあ!!ここからが本番だ。

よっさデカイの来い!!
しかしベストラインを流しても反応が無い。
??
おかしいな。
もういきなりゴン!!でもおかしくないのに。
スーパーショートなのですぐに流し終わるため、
何度も船を入れ直す。
食わんなぁ。。。
何でだろう。

考えながらエンドを過ぎてもそのまま流し続けていたらいきなりゴン!!
え?ここで食うか??
なんか今日は魚の着き場所が違うな。
テンション掛けながら送り込むと時折ゴツ!ゴツッ!!とした感触が伝わってくる。
う~む、これも食ったヒラメが小さいかそれともエソか・・・。
判断が難しいところだ。

しっかり送り込んでバシン!!
とアワセると予想に反していい手応え。
おっ??もしかして??
と思いながら巻くとすんなりスィーと寄ってくる。
なんだ。やっぱりチビか。

ゴリ巻きして一気に寄せると船の真下まできてまた急に重くなった。
ん?なんだ??
やっぱチビじゃないのか?どっちなんだ??

大きく竿を立ててヒラメの重さを量ってみる。
・・・重い・・・な。
こりゃやっぱ余裕でキーパーあんぞ。

ゆっくり巻き上げてみると特に抵抗することもなくすんなりヒラメが浮いてきた。
でも予想より大きい。
どう見てもゴーマルは超えてそうな感じ。
すると水面近くまできてこのゴーマルがブワッと大量の餌を吐き出した。
あぁ、そういうことね。

イメージ 3
昨日の2枚目。ヒラメ53cm。

そっか。
また例の腹いっぱいパターンってやつか。
これはおそらく下げ止まりに近いタイミングで食い漁った感じだな。
上げに切り替わってから食った餌ではあるまい。

最初にエソが釣れてきたことといい、今日はちょっと難しいかもな。
そして左衛門佐の嫌な予感は的中することとなる。

その後は全くアタらない。
釣れそうな雰囲気は満載なのだが上潮のパワーが足りない。
底潮の方が速く、仕掛けが先行する。
これでも釣れるのだがせっかく底潮が効いているのに上潮がこれでは広い範囲が探れない。
いつもより時間があるとはいえ、もっと速いスピードでテキパキ探りたい。
3番ミオへの移動を決意する。

さて、3番ミオ。
めっちゃいい感じだ。
上潮と底潮がいい感じで同調している。
理想的な潮だ。
早速投入!!

するといきなりゴン!!
しっかり送り込んでアワセるが・・・抜けた!!

イメージ 4
いきなりやってしまいました~。

このキスで流し直すとまたすぐにゴン!!
今日は3番ミオが正解なようだ。
送り込んで・・・ガツン!!
しかし・・・あっ!?盗られた??

くっそ~。
やっぱ今日ムズイな。
新しいキスに付け直し、投入。
またすぐにゴン。
そしてすぐに抜ける。

イメージ 5

も~、なんで抜けちゃうの??

しかし、まだこの時点ではボロったキスの写真を撮る余裕があった。
そしてここから地獄の歯車が回りだす。

流す度にすぐにアタるが一向に掛からない。
一瞬掛かっても魚がゴン!ゴン!!と首を振るとすぐにバレる。
一体何度それを繰り返しただろうか。
凄まじいスピードで減っていくキスをみて左衛門佐の顔から血の気が引いてゆく。

何?
いったいどうなってるの??
意味わかんない。
まったく掛からないんだけど。
ってか、この竿腰抜けすぎ!!
アワセ効かねーよ!!
掛からないフラストレーションを竿にぶつける。
確かに超久しぶりに使った早舟はスローテーパーでアワセがうまく決まらない。
この竿、こんなんだったっけ?
もちろん掛からない理由はこれが大きな原因ではないのだが、頭に血が昇ったこの時の左衛門佐には竿にイラ立ちをぶつけるしかなかった。

流す度に頻発するアタリ。
この時点でアタリの数は軽く20回を超えていた。
食われまくってボロボロになった死にかけのキスでさえ、すぐにアタリが出る。
なのに・・・掛からない。。。

狂ったようにアワセまくる左衛門佐。
後になって冷静に考えれば状況を打破する方法は他にあったのだが、極度の過負荷によりフリーズというシステム停止状態に陥った左衛門佐の旧式1ビット勘ピューターに正しい答えを導き出す余裕などあるはずもなかった。

ようやく掛かった!!
しかし・・・姿を見せたのは↓。

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・・・。
もしかして・・・。
今までのアタリは全てコイツだったのだろうか?
俺は今までずっとコイツの手の上で踊らされていたのだろうか。。。

そんなあるはずもないことすら信じてしまうほど追い込まれていた。

うつろな目をしてブツブツなにやら呟きながら流していると、コンコンと小さなアタリがあった。
すかさず送り込もうとするが・・・持っていかない。
??
そのまま流し続けているとまた小さくコン!
何?なんなんだ??一体。
もしかして・・・太郎!?
太郎が俺の大事なキスをボロボロに齧っているのか??

慌てて仕掛けを回収しようとしたそのとき、いきなり竿先がゴンッ!!と入った。
すかさずアワセを食らわすと竿、満月!!
これは!?
しかし・・・フッと抜けた。

・・・。
仕掛けを回収してみると・・・針が・・・無い。
は?
切られたのか!?
切り口はまるで刃物でも使ったかのようにスパンと切れている。
これは・・・太郎じゃない気がする。
もしかして・・・またサメ?

あ~、もうキスが残り少ないよ。
泣きそうな気持ちで流しているとまたゴゴン!!と持ってゆく。
今度こそ掛かって!!
祈るような気持ちでアワセるが・・・一瞬グ・ン!!と手応えがあった後、
フッ・・・と軽くなった。

天を仰ぎ、思わず膝をつく左衛門佐。
屈辱・・・だ。
まるで後頭部を足で踏んづけられ、地べたに這い蹲りながら地面に顔をうずめている気分だ。

「悔しいか?あぁ~ん?悔しいのか??グリグリ。」

浜名湖がそう言っている声が聞こえる。
もう残り時間は僅かだ。

ムガアアアアアーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
もう残り時間なんか知らん!!
ここまでフルボッコにやられてこのままおめおめと帰れるかぁーーーー!!!!!
明日朝起きれなくて遅刻しようがもう知ったこっちゃねえええ!!!!!!!

ついに発狂
新しいキスを付け投入。
最低でもあと1枚釣るまで死んでも帰らん。

もう一度ここぞというラインを流し直す。
するとエンドライン近くでコンときた。
しかしやはり持っていかない。
?太郎??
またコンと来る。
でもなんか変だ。
コンコン・・・グッと少し竿先が入ったところで怒りのバチコーン!!を食らわしてみる。
すると、いきなり竿がバット部分からひん曲がったと思うとジーッ!!とドラグを引きずり出してゆく。
そんなバカな。
ドラグ、ガン締めなんだけど!!

何!?今度はいったい何なの??
またコブちゃんですかあ??
死んでも底物ではない。

そして次の瞬間、ドバドバドッバーン!!(バシャバシャバッシャーンではない)という轟音と共に巨大な水しぶきが上がり、デカイ魚が跳ねた!!

・・・。
バス?
今の、バスだよね??
しかもこれまた無駄にデカイ!!
今跳ねた魚、余裕すぎて70cmはあったぞ。

掛かったデカバスは早船を軽々とバット部分からひん曲げ、ガン締めのドラグを軽々と引きずり出してゆく。
なになに??
シーバスってこんなに引くの!?

あーーー!!もう!!怒
なんでこうなるかな!!
イケスに入らないデカバスなんていらないんだよ!!
俺は平たい魚が釣りたいの!!
今はヒラメとマゴチ以外の魚はノーサンキューなんだって!!

こっちはとっととカタをつけたいのにデカバスは物凄いパワーで抵抗。
コブダイはトルク感が凄かったがこいつはパワーが凄い。
間違いなく近距離パワー型のスタンドだ。

イラ立ちながらファイトを続けているとようやく姿が見えた。
外海から入ってきたばかりなのか、白銀色の砲弾みたいな凄い魚体。
コイツはデケエ・・・。
いったい何cmあるの?コレ。
もうゲーが出そう。
吐いてもいいですか?

すると凄い勢いで船の真下に突っ込んだ瞬間、キン!!という音と共に針が外れた。
なんだ、バレるならもっと早くバレてくれれば良かったのに。

ハリスをチェックしてみると縦に裂けたようにザラザラ。
・・・これは・・・。
さっき切られたのも絶対デカバスの仕業だな。
エラで切られたのか?

まあ切られたのがヒラメではなかったと判り、ちょっとホッとする。
あ~、また無駄な時間を使った
仕掛けをチェンジし、デカバスの群れが居そうなエリアを避けて再度流し直す。

すると・・・しばらくしてゴン。
どうせ抜けるんだろ!!とヤケクソでアワセると・・・。
乗った。
どうせエソなんだろ!!と巻き始めると・・・。
ゴンゴンと縦に首を振った。
・・・ヒラメだな。これ。
どうせバレるんだろ!!
と思いながら巻いてくると・・・水面まで浮いてきた。
50にはちょっと届かないぐらいの見慣れたサイズのヨンマル。
タモを入れると・・・あっさり収まった。

イメージ 7
やっと釣れた昨日の3枚目。ヒラメ48cm。

あ~~~。
やっと一発やり返せた・・・。
どうしよう、もうここで帰ろうかな・・・。

もちろん、ここで帰るべきだった!!
しかしここまでボコスコのコボスコのスコボコのフルボッコにされてヨンマル1枚釣ったぐらいでは気が治まらない。
もう1枚・・・釣ってやる!!

しかし・・・結果から言えばその後もただ一方的にフルボッコにされただけだった・・・。

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見て、この凄い歯型。デケエ~。

イメージ 9
見てこのボロボロになった可哀相なキス。いったい何匹の魚に食われたの・・・?。

もうダメだ・・・。
このままではまた頭蓋骨に風穴が空いて廃人になってしまう・・・。

後ろ髪をひかれる思いで無念の帰港。
くっそ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

本当は、

ムッキー!!
ムキムキムッキー!!!!!

と叫びながら大人気なく転げ回りたい気持ちをグッとこらえながら船を走らせる。

結局2時間以上釣りして貴重なキスを10匹以上消費して30回以上もアタリ出してたった3枚しか獲れなかった。

桟橋でサンマルをリリースして肩を落としながらトボトボと帰宅。
ちきしょ~~~~~~~~~~~~~~~~。
絶対にこの借りは返してやるからな。
必ずだ!!

とまあ、昨日は一方的にフルボッコにされたワケだが後になって冷静に考えれば状況を打破する方法はあった。

30回以上もアタリが頻発したことから上げの必釣パターンに入っていたことは確実。
なのになぜこんなにも掛からず、釣れなかったのか?
実は、そのヒントは既に2枚目に釣ったヒラメが教えてくれていたのだ。
昨日のヒラメたちは活性も高く、食い気もあった。
だから目の前を通った餌に食らいつき、アタリも頻発した。
ただどの魚も皆、お腹いっぱいだっただけなのだ。

食いついてはみたものの、お腹いっぱいなので腹の中にもう入らない。
だから咥えてるだけ。
送り込むとすぐ離す。

にも関わらず、頭に血が昇って延々とキスの餌にこだわり続けた左衛門佐の行動はもはや愚の骨頂に等しい。
そういう状況ならキスよりすっとサイズが小さく、柔らかくて咥えやすいサバの餌に変更してゴン!!と咥えた瞬間にガツン!!と即アワセして掛けた方がきっと結果はずっと良かったはずなのだ。

同じような状況は確か前にもあった。
いつだったかは忘れたけど確かに記憶にある。
でもそのときの失敗経験が今回も全く活かされなかったね。
そりゃ釣れないわけだ。

昨日はヒラメ道の奥深さをまた一段と思い知らされた一日だった。