仕事から帰ってきた左衛門佐。
真っ先に船へと急ぐ。
昨日苦労して釣ったキスが死んでいないか確認するためだ。
ドキドキしながらイケスの蓋を開ける。
せーの、えいっ!!
そこには元気に泳いでいるキスの姿が。
ひっくり返って死んでいるものはいない。
あー良かった~。
7匹全部生きてたよ~。
思わずホッとする。
死んでたら昨日の苦労が水の泡だからな。
・・・・・・。
7匹?

幻覚だろうか。
キスの数が多く見える。
数を数えてみる。
・・・・・・。
12匹。
イカンイカン、あまりにもキスが欲しすぎて数え間違ったかな。
それにしちゃサバよみ過ぎだ。
もう一度数えてみる。
・・・・・・。
12匹。
・・・・・・。
!!
こ、これはもしや・・・。
また名人が!?
5匹足してくれたのか??
やったー!!
キス12匹!!
名人ありがとう!!
家に戻り、いつものようにもらったカツオとマグロを解体しながら考える。

問題は「いつ」勝負をしかけるか?
ヒラメは食い気のある魚の前に良い餌を通すことさえできれば誰でも簡単に釣ることのできる魚だ。
なのでヒラメ釣りにおいて最も重要なのは①場所、②タイミング、③餌ということになる。
明日、左衛門佐が勝負できるのは15時以降。
潮見表の満潮時刻は14時21分。
小潮だから多分ちょうどポイント着いた頃に上げ止まりだなぁ、おい。
やはり下げ勝負になる。
風は南風だろう。
条件的には最悪に近い。(左衛門佐的に)
しかも雨。
う~む・・・。
下げ始めを狙えるからチャンスあるといえばあるけど・・・。
でも明後日、水曜日の潮回りも良くないんだよね。
得意の長潮なのはいいんだけど満潮が3時14分。
夜明けに上げ止まりだから朝イチはやはり下げ勝負になる。
下げ止まりが9時43分だから上げ狙いだと昼近くからの勝負ってことになる。
雨が上がるからおそらく午後は風が吹くだろう。
上げは狙えないと考えた方がよい。
また下げ勝負かぁ・・・。
ただでさえツキが無いってのに・・・。
苦戦しそうな雰囲気満載だなぁ・・・。