はぁ・・・。

疲れた。
今日はとんでもない目にあったぜ・・・。

最後の最後にいいことあったけど。


今日は仕事だった左衛門佐だがいつもより早く帰ってこれたのでもちろんキス釣りに。

釣ったる!!
今日こそキス10匹釣ったる!!

鼻息荒く桟橋へ急ぐと・・・おや、ヒラメハンターのお兄ちゃんだ。
釣りを終えてちょうど帰るところらしい。

「釣れた!?」

と聞くと、

「いくらなんでも船大杉。やり辛くって。」

なんていいながらもクーラーボックスから50cmUPのヒラメを出して見せてくれた。

流石だ~。
やっぱ上手い人は厳しい状況でも釣るなぁ。
まあ、この人の腕をもってすれば今の浜名湖でボ○ズを食らうことなんて考えづらいけど。

すると入れ替わりで昨日のおいちゃんも来た。
話を聞くと昨日はなんだかんだで20匹ぐらいキスを釣ったらしい。

がーん!!
マジで~~~??

一体どうやったらこんなに差が出るんだ。
ヒラメ道を極めるにはまずエサ釣りを極めなきゃいかんだぜ~なんて前に誰か名人が言ってたけど本当にその通りだな。
このおいちゃん、1番ミオ専門だけどヒラメ釣らせてもメチャ上手いんだよね。

左衛門佐はヒラメ釣らせたらそこそこ上手いと思うけど、いざエサ釣りとなるとなんでこんなにヘタクソなんだろう。
サビキで○回連続ボ○ズ食らった人なんて、他にいるのかな??
(何回かは恥ずかしくてとても言えない)

さて、出撃。
目指すは左衛門佐にもちょっとは釣れてくれている2番ミオ。
お願い、釣れてちょうだい!!

アンカー打って釣り開始。
さあ、今日は果たしてどうか・・・。
するとすぐにプルプルと小気味良いアタリ。
軽くアワセると何か掛かったみたい。
上げてみると・・・キスだ!!
しかも針飲まれてない!!
今日は幸先いいぜ!!!!!

・・・と思ったのもつかの間、それから2時間近くが経過した船の上ではほぼ廃人と化した左衛門佐の姿があった。

つ・・・つれん・・・。
最初のキスが釣れてから2時間の間に釣れたのは太郎1匹のみ。

イメージ 1
おのれ太郎・・・。

もうダメぽ・・・。
帰ろう・・・。
そう思ったとき、竿先にプルプルとアタリが!!
上げてみるとキス!!
おーい、1時間に1匹のペースかよ~。

あ・・・う・・・。
針飲まれた・・・。

急いでハリスを切り、イケスに入れて様子を見るが・・・やはりひっくり返ってピクピクしだした。

あー!!頼む!!復活してくれー!!
左衛門佐の願いも空しく、キスは昇天してしまった。

イメージ 2
あー!!死んじゃったー!!泣

ガックリしながらもう少し釣ってみるが無。
ついに心が折れ、帰港・・・。

上げ潮になるまでしばし休憩することにした・・・。

さて、潮がいい感じで上げてきた16時。
満を持して出航。
もうキスは諦めてサビキ用のタックルを持って出る。
一応イワシやサバが釣れてしまったときのために流し用のタックルも持っていく。

3番ミオのポイントでサビキを振ってみるが・・・コマセに寄って来るのはグレとかスズメダイばかり。
一体浜名湖のどこにイワシやサバやアジはいるの??
辛抱強く粘ってみるが・・・。
ダメだ・・・。

あー、釣れねー。
やっぱサビキは朝イチじゃないとダメなのかなぁ。。。
明日の朝イチで狙ってみるか・・・。
なんて思いにふけっていると・・・バシャバシャ。
なにやらイケスの中が騒がしい。
イケスを覗いてみると貴重な5匹のキスのうちの1匹がひっくり返ってピクピク痙攣してる!!

ウソでしょ!?
5匹キスあれば最悪今日サビキで何も釣れなくても明日一勝負できると思ったのに!!

左衛門佐の見ている前で貴重なキスさんは息をひきとってしまった。。。

あぁ・・・。
なんでこうなるの・・・?

でもこれで午前に釣って既に召されてしまったキスと合わせて死んだキス2匹。
もうこうなったらダメ元でこの死にエサでちょっと流してみるか・・・。

1番ミオへ移動し、死んだキスを付けて試しに泳がせながらうまく泳ぐようにセッティングする。
死んだキスの場合は腹が下になって泳ぐように針を打つ位置を変えたり調整するのが非常に重要だ。

釣り始めるが・・・、全くアタリが無い。
大潮なのに思ったより潮のパワーが弱い。
上潮はそこそこ流れているが底潮のパワーが弱いようだ。
キスが底の砂に刺さる感触が伝わってくる。
これじゃあ食わんな。

試し泳ぎさせると結構いい感じなんだけど・・・。
この泳ぎなら今の状況なら絶対食うよな。

・・・。
エンジン掛けて引っ張ってみるか。
ドテラでも十分船は流れていくのだが底に刺さるというのは仕掛けが流れるスピードが足りないような気がしたからだ。

潮にのせてさらにエンジンの力を借りて流す。
おいおい、こんなスピードで魚ついてこれるのかよ。

すると、なんか仕掛けが変。
食ったような感触なのに・・・ラインがたるむ。
??
何コレ。
リールを巻いてテンションを張ってみる。
・・・やっぱ食ってるな、これ。
でもまたラインテンションが。

何かがおかしい・・・。
でも魚が食ってるのは確かだ。
ここで思いっきりガツン!!とアワセてみる。
掛かった!!
しかし・・・お?重い??
ね、根掛かり??

しかしそいつはそこから一気に走り出した!!
信じられない重さとパワーとスピードだ!!
なんだ??コレ?????
エイ?またメーターオーバーのエイなのか??

しかしエイとはスピードが違う!!
まるで青物でも掛かったかのようだ。

重すぎて巻けない。
ワケが分からずとりあえずエンジン掛けて魚の方へ。
たるんだラインを巻き取りながら必死に浮かせようと試みる。

寄せたり出されたりを一体何度繰り返したことだろう。
船のかなり先でようやく魚が浮いてきたようだ。
ってか、本当に魚だったのね。

しかし左衛門佐の目に飛び込んできたのは2つの三角い尖ったヒレ。

は?

今・・・何か見てはいけないものを見てしまった気が・・・。

そしてそいつは ”ゆらり・・・”とついにその姿を現した。



イメージ 3
でーれん。


・・・。

おい、ちょっと待て。

これ・・・。


ガチで浜名湖におったらイカンやつじゃないの!???


ウソでしょ??
ハンマーヘッド??


しかもデケエ。


どうだ、体長は150cmぐらいだと思うけど尾ビレが長いから全長だと180cmはありそうだぞ!?


イメージ 4



ってか、なんでこんなときにハリス切れないの??怒


ヤバイ、マジで怖え。

ガボオッとかいって一気にライン引き出してゆく。

イメージ 5


おい、これマジでどうすりゃいいのよ??

浜名湖の中で2m近いハンマーヘッドって・・・。
あっちゃイカンでしょ!!

ちょっと、海水浴場で遊んでる人とか大丈夫??
これも温暖化の影響なんですか??

ハリスが切れてくれることを期待したが切れない。
凄まじいビッグファイトの末、ついにハンマーヘッドは観念した。

おい、シーガー・フロロカーボン3.5号!!
マジで凄えな!!

みなさーん、ハリス使うならこのハリスですよ~。

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これなら2mのハンマーヘッドシャークが掛かっても切れませーん。

とか言ってる場合じゃないんだよ!!泣
こんなの死んでも船の上になんて上げたくない!!
怖え!!

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仕方なくハリスを掴む。
これ、カジキのルールならランディング成功だよね?
タグ打てちゃうもん。

大きな口を開けた。
う~わ!!
凄い歯だな。
さすがサメだ。

ハリス切りたいので歯に当たるように、えいえいって引っ張ってたらようやくプチン!!という音と共に切れた。

はぁ・・・。
一気に疲れがどっと出る。

恐るべきだな、浜名湖。
まだドチザメとかネコザメとかなら話は分かるが、まさかハンマーヘッドとはマジで恐れ入ったぜ。

しばらく放心状態だったが・・・。
いかん、このままではボ○ズになる。

もう1匹の死んだキスを付け、釣り再開。
でもさ、あんなのがウロウロしてたら魚みんな怖がって食わないんじゃね?
しかもハンマーヘッドって確かエイとか底にいる魚を食べるんだよね?

サメのいたラインを避けて全然違う場所を流してみる。
エンジンで引っ張りながら超高速で流してみると、ついにゴツン!!ときた。

これはヒラメっしょ!!
死んでもサメじゃねえよな。

しっかり送り込んでバシン!!とアワセると見事掛かった。
あ~、良かった。
ボ○ズだけは免れそうだ。
あ、でも一応ハンマーヘッド釣ったか。

手応えはたいしたことない。
いつものヨンマルサイズだろう。
浮いてきたのは42~43cmぐらいのヒラメ。
タモを手に、さあ掬いましょうとした瞬間、ヒラメが大きく首を振った。
するとピン!!という音と共に針が外れた。
ヒラメはゆらゆらと海面近くを漂っていたが、しばらくするとスーッと沈んでいった。

あー!!
バレたーーーーーー!!

う~わ、マジか!!

あの野郎、やっぱ疫病神だったか。
くっそ、こうなったら今日は絶対に活き餌は使わんぞ。

もう一度同じようなラインで攻めてみる。
しかし3回流しても食わない。
陽はかなり傾き、もう辺りは薄暗い。
ハンマーヘッドとのファイトに時間をかけすぎたようだ。

う~、ダメ・・・か。
そう思ったとき、ついにゴツン!!ときた。

これはまさにラストチャンスだ。
死んでも掛ける!!

しっかり送りこんで・・・ここぞというところで渾身のガツン!!
よ・・・っしゃ!!のった!!!!!

ドラグがいい感じで空回りする。
重い。
これはそこそこいいぞ!!

ゴンゴンと首を振る。
これは・・・多分ゴーマルだな。
ふう、なんとかボ○ズは免れるか・・・。

船の真下まできた。
しかし一段と大きくゴンゴン!!と首を振った瞬間、フッ・・・と軽くなった。

は?
ウソでしょ・・・??

信じられん。
死んだキスの餌で2匹食わせたのに2回ともバラシ??
こんなことってある??

あーもう暗くて見えなくなってきた。
ダメか・・・。
これ以上暗くなったらマジで帰れなくなる。

未練がましくヨンマルとゴーマルが食ってボロ雑巾のようになったキスで流しながら帰る。

悔しさでいっぱいだが・・・でも2発も外した自分が悪い。
二度のチャンスをものに出来なかったのだから今日のボ○ズは受け入れるしかないな・・・。

そう思いながら流していたそのとき、竿先にドカン!!という明確な衝撃。

・・・食った・・・ぞ。

マジか。
今日の浜名湖はまだこんな左衛門佐にチャンスをくれるのか。

死に餌だから食い込みが甘いのだろう。
先の2回の失敗をふまえ、しっかり送り込んで・・・

渾身のガツン!!
・・・竿、満月。

よっしゃ、これはそこそこデカイ。

なかなか暴れださないのであれ?もしかして石とか?
なんて思ったりもしたが船の下まできたらゴン!ゴゴン!!と暴れだした。
よかった、ちゃんとヒラメだ。

慎重に慎重に上げてくる。
文字どおりのラストチャンスだ、死んでも獲らねばならない。

浮いてきた。
もう暗くてよく見えないが・・・やっぱりそこそこデカそう。

ヒラメは最後の抵抗をみせ、大暴れ。
暗くて魚がよく見えないのもあって2回もタモ入れをしくじるが3度目の正直でなんとかランディング。

イメージ 8
本日の1枚。ヒラメ61cm。ライト点けないと暗くて写らなかったよ。

おー、ロクマルか。
最後の最後にいいことあったな。

完全に暗くなる前に急いで帰港。

今日はガチで疲れたぞ。
それにしても浜名湖内でハンマーヘッドシャークか。。。
長く釣りしてるといろんなことがあるもんだ。

でも考えようによっては運が良かったかも。
ヨンマルをバラした餌でゴーマル掛けて、ゴーマルバラした餌でロクマル釣れたんだから。
もし最初にヨンマル釣ってたら餌飛んじゃってロクマル釣れなかったかもしれないもんね。

明日は4匹のキスで朝イチ勝負だな。
そして明日こそはサビキで魚釣りたい。
もうサビキでボ○ズなんて嫌じゃああああ~~~~~。