左衛門佐が血眼になって活き餌を求めていた昨日。

 
すぐ近くまで行ったついでにヒラメとホウボウの幼魚の定着状況を少しだけ調査してみた。
餌の確保で忙しく、時間が無いので調べるのはただ、いるか?・いないか?だけだ。
 
明らかにヒラメはまだ時期尚早だが、昨年からの高水温の影響でもしかしたら産卵が激早だったグループがいるかも。
そう思ったので調べてみたのだがやはりまだ1匹もいなかった。
 
この場所はヒラメの幼魚が定着すれば100%必ずいるので1匹もいないということはまだふわふわ海中を漂っているか、あるいは泥質の別の浜に稚魚がいるということ。
 
はい終了。
しかしついでのついでにホウボウの幼魚の状況も調べていく。
ヒラメとホウボウの幼魚が定着する浜は同じ浜だからだ。
 
しかしいるポイントが違うので少し場所移動。
といっても4月中旬、ホウボウの幼魚は確実にいることは判っているので一応確認の意味で。
ホウボウの幼魚とヒラメの幼魚は習性や食性がよく似ており、特に浜名湖ではかなり密接な関係にある。
なぜホウボウまで調べるのかというと、左衛門佐の経験上、ホウボウの幼魚の数が少ない年は大抵ヒラメの幼魚の定着数も少ないからだ。
 
急いで探してみるが・・・いない。
この時期ならすぐに見つかってもおかしくないんだけどな。
 
10分ほど探してみるが見つからない。
ホウボウの幼魚は潮周りでいたりいなかったりするので一度探していなかったからといって数が少ないとは限らない。
しかしいつ探しても見つからない年はダメだ。
 
時間が無いので今日は切り上げるか・・・。
そう思ったとき、足元に綺麗な青い花が咲いた。
 
おっ、いた。
青い胸鰭が美しいホウボウの幼魚。
 
とりあえずバケツに入れて家に持ち帰る。
餌捕りがひと段落してからこの子を観察。
 
イメージ 1
春の浅瀬で見つけたホウボウの幼魚。
 
体長を測ってみる。
74mm。
この時期にしてはやや大きめかな。
大きさからして1月には産まれた子のようだ。
 
ホウボウはその美しい胸鰭で知られているがこの胸鰭は成魚より幼魚の方が美しい。
成魚になると体色が赤くなり、胸鰭のベース色がグリーン、スポットがライトブルーになるのだが幼魚のうちは体色が黒っぽく、(小さいほど黒い)胸鰭のベース色が黒、スポットが濃いコバルトブルーでそのブルーがまるで光っているように見えて本当に綺麗。
 
イメージ 2
美しいホウボウの幼魚の胸鰭。青のスポットは小さい個体ほど濃く鮮やか。
 
イメージ 3
 
とりあえずこの子は水槽に投入。
少しの間、マゴチの子供たちと一緒に暮らしてもらおうかな。
 
水槽でホウボウ飼ったら綺麗で楽しいだろうな。
そんなふうに思う人もいるかもしれないが実は意外とそうでもない。
まあ、そこそこ動きのある魚なので楽しいのは楽しいと思う。
少なくともマゴチを飼っているより10倍楽しいのは間違いない。
 
ただ、水槽で飼っていても見た目が綺麗じゃないのだ。
どういうことかというと、この美しい胸鰭はホウボウが警戒したりストレスを感じたときに胸鰭をひっくり返した状態のすなわち警戒モードなわけで、じゃあ通常モードだとどうなるのかというと、こうなる。↓
 
イメージ 4
通常モードのホウボウ。上から見た状態。
 
イメージ 5
通常モードのホウボウ。横から見た状態。
 
とまあ、水槽にいるホウボウはほとんどこの状態ということになる。
小石混じりの海底に似せたその姿はまるでカジカのようである。
とても綺麗とは言い難い。
まあ、水槽に顔を寄せたりするとすぐに胸鰭をひっくり返して警戒モードになるんだけどね。
 
イメージ 6
警戒モードに移行したホウボウの幼魚。
 
年にもよるけど、春の表浜名湖にはホウボウの幼魚なんてウジャウジャいるので、もし飼ってみたい人がいるならキスが釣れる綺麗な砂浜でのんびりキス釣りでもしていれば1匹ぐらいは外道で釣れるだろう。
 
近いうちにヒラメの稚魚の調査もしないとな。
あれから何度かマゴチの幼魚の調査をしたけど、今年はやはりここ近年になかったぐらいマゴチの幼魚の数が多い。
そこら中にウジャウジャいる。
左衛門佐にとっては非常に嬉しいことだ。
 
ここ近年はヒラメの幼魚は安定して多くの数が見られているけど、今年もたくさんのヒラメの子供たちが定着しているといいな。