一つとして、同じ命はないことを
私が幼い頃、家では犬を飼い、裏庭では
大工さんが立派なチャボ小屋を作り
多い時には40羽くらいのチャボがいた
私は、毎日の餌と水やり係
時に、交尾の邪魔をしてオスチャボにつつ
かれ、(まだ子供だったから)
夜は止まり木にいるチャボをオス、メスと
交互に並べるチャボにしてみれば迷惑な子供
だった
白いチャボ、柄入りのチャボ、名前をつけて
可愛いがった
死んだ時には思い出にひたりながら涙を流し
埋葬した
同じようなチャボでも、同じものはいなかった
それは、どんな生物も同じだと思う
自分が大切にされたなら、心の声を聞いて
もらえていたら、親が悲しむことなんて
回りを巻きこむ事等しなかったのではないか
心の闇は、本人しか分からない
命に同じものはないことを知り、人を思いや
る心が皆にあれば、悲しい事件も減るのかな
人の痛みが分かる人、それが大切なんだろう
