ザダック参加予定コミティアは

 

コミティア122  11月23日(木)祝日

今回の新刊テーマは「異世界転生」

 

もう早いもので、今月末にやってくるコミティア。

迫りくる現実に、その真っ白な原稿をできるだけ黒くしようと奮闘するザダック隊員。

果たして、面白い漫画は描けるのか!?そもそも原稿を仕上げられるのか!?

 

次回、「1か月前の自分の首を絞めたい」をお楽しみに。

 

土曜日更新を盛大にすっぽかしました。

久しぶりにブログを書きます、イサミです。

 

ザダックのご報告です。

今回の新刊テーマは『異世界転生』です。

 

11月頭の締め切りまでもう猶予は残されていません。

ザダックのみなさんに置かれましては、ぼちぼち仕上げに入っていたりいなかったりしている頃合いでしょうか。

 

斯く言う私は焦っています。

慣れないデジタル作画に別れを告げて、慣れ親しんだアナログ作画へと舵を切り直したわけですが、しばらく怠けていたツケが回ってきて作業は困難を極めております。

 

原稿の出来上がりをお楽しみに。

 

話休題。

 

今年の7月からフリースタイルワークライフを始めました。

 

フリースタイルワークライフとは、社会に縛られず人間関係のしがらみからも解き放たれ、社会的あるいは経済的側面よりも自分本来の在り方を重視し、お金や欲とはほどよく距離を置きながら実家で静かに平穏に生活を送るという現代日本にあって世間一般から逸脱した生活スタイルのことで、いわゆる無職です。

 

ここまで生産性のない生活は初めてです。

 

今現在、自分にとって最も生産性があること。

 

朝起きるということ。

 

 

イサミ

 

はにわんこ。MC.ぐんぐです。

2017年も残り数ヶ月を切り、いよいよ冬の足音も近づいて参りました。いや、ここ数日めっきり冷え込みましたよねというお話です。

寒くなると、ベランダに放ってあるサボテンを室内に取り込まなければなりませんし、服だって厚めのものを出していかなければなりませんし、とにかくやることが多くなってすべてに手が回りません。「忙しい」が“つい”口癖になってしまう。
いえね、でも、この空気感というか、好きなんですよ秋。お布団も温かいですから、休みの日なんかはそれこそカタツムリのような風貌で延々とぬくぬくしていたいくらいです。誰かが“コタツムリ”なんてうまい造語を作っていましたが、まさにそんな感じで過ごせる秋は、一年を通して一番すきな季節なのです。

さて、タイトルのおはなし。
“ペンギンのおはなし”と銘打ってはありますが、その実、この一年ぼくがどっぷりとハマっている『けものフレンズ』というアニメのお話です。
けものフレンズの概要については特に触れませんが、どのくらいハマっているのかというと、一次創作ばかり描いていた人間が、作品世界に惚れ込んで二次創作しか描かなくなるくらいにハマっているということです。入れ込み具合が生活の一部化するくらいにどっぷりとハマっています。ヤバイです。ヤバみ。ヤバみを感じる。でも、そのくらいになってしまうほどに好きなのだから仕方がないですね。ほんとすき。

『けものフレンズ』は本編全12回…ギョーカイ用語でいうところの“1クール”の作品です。
もちろん、ぼくはどのお話も「すき」「すき」「ここすき」といった具合で「ぜんぶ好き」なのですが、当サークル、ザダックのメンバー間では話のクォリティに優劣があるようで…特に8話『ぺぱぷらいぶ』についてはあまり良い意見を聞きませんでした。
曰く、“サーバルちゃんとかばんちゃん、いらなくね?”“ペパプだけで話が完結するよね?”“なんでプリンセスは突然ぶちギレたの?意味がぜんぜんわからん”ということだそうで。

なるほど…たしかに話として少々荒があるのは否めません。ごもっともだと思います。
…でもね、けものフレンズの魅力の一つはキャラクターの生活感だと思うのです。生活感というのは画面越しに伝わってくる匂いの感覚だとか、確かなものとして作品世界にしっかりと魂を得て自発的にキャラクターたちが動いている…そういったライブ感を演出されたものとして感じさせない丁寧な作りがたいへん魅力的なのです。

それは、アニメでは表現しきれなかった彼女たちの前日譚を彷彿とさせる台詞などからも感じとることが出来ます。
コウテイがぼそっと呟く「あの日からだいたい1年か…」という台詞。そう、彼女たちは本編が始まる1年も前から3代目お披露目のために必死に練習を重ねてきたのです。特にプリンセスは、“あの日”のさらに前からペンギンアイドルペパプに強い憧れを抱いて、マーゲイの言葉を借りれば「ゼロからの努力、熱意、練習量」でもって、一度は無くなったアイドルの概念を復活させようと奔走していたわけです。しかもそれらの行動はジェーンの台詞から察するに、マーゲイに教えてもらうまではペパプのメンバーは誰も知らなかったのです。
先代のペパプに自分と同じ種類のペンギンがいないからアイドルとして認められないのではないかという漠然とした不安を抱えながら、それでも長い時間をかけて一生懸命に頑張ってきたのに、最後の最後でその心の琴線に触れる発言を受けてしまえば、不貞腐れてしまうのも頷けます。
さらに、「全員ちゃんとアイドルしてるもの」という後半のプリンセスの発言から、先代と同じ種類のペンギンアイドル達がしっかりと動けている中で、果たして新参ものの自分はアイドルとして輝けるかどうかという不安も抱えていたのではないかと考えることも出来るのです。
そうなると、プリンセスの抱える心の問題は決してペパプメンバーに話すことは出来ず、メンバー間だけでは解決出来なかったハズです。

そこで、さばんなコンビやマーゲイなどの第三者との偶然の巡り合わせがグっと作用してきます。
さばんなコンビはプリンセスの心情を言葉にして、ポジティブな言葉へ変換して勇気づけてくれていますし、マーゲイはペパプメンバーが気づけなかったプリンセスの思いを代弁してくれました。
結果、3代目お披露目は大成功し、プリンセスも胸を張ってアイドルを出来るようになったのです。
そう考えると、やはりサーバルちゃんもかばんちゃんも必要ですよね…!もちろんマーゲイも!

うぅ…なんだか上手く纏まりませんが、グダグタ理屈を述べるでもなく、ぼくは観れば観るほどキャラ同士の関係性や生活感への理解が深まる8話のペパプ回が堪らなく好きなのです。特にね…プリンセスが問題を抱え込んで抱え込んで、最後に気持ちが大爆発して、それでもみんなが優しく受け入れてくれる、そんな空気感が堪らなく好きなのです……
たしかに、キャラクターがヒステリックを起こさないけものフレンズのお話全体を通しては異質な回かもしれませんが、根底にあるものは究極の許しであり、やさしさであり、新しい出会いによって環境が良い方向へ変わるけものフレンズの話としてなにもブレてはいないと思うのです。

もし良かったら、もう一度ペパプ回を観てみて…ほんといいお話しだよ…?
きっとペパプメンバーの仲良しっぷりに度肝を抜かされると思います!

それでは…