釣り糸を垂らし待つこと投げ出して散歩に出れば潮目が変わる/蛇口ひろこ

 

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釣り糸フリーノットで結ばれてちょうど私のピアスのところ/藤田美香

フリーノット:ルアーの動きを妨げない結び方

 

 

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動詞が続く躍動感ある歌、ひろこさんめずらしい、と思った。

主体の位置がどんどん変わっていく。

 

これ、人生のあるあるだなあ。

今までいた場所から離れたら(しかもだいぶ迷って)、元いた場所の状況が良くなるってことあるなあ。

もちろんその逆も然りなんだけど、この歌は「投げ出して」とあるから前者かなと思う。

 

散歩に出た先の話…とも思ったんだけど、「釣り糸を垂らし」た状態だから、

その場所に戻るのが前提ということになるか。

 

短歌を読んだ時に、画として浮かぶことがあって、

それを実際に表せる画力があればよかったのになあと思うことがあるよ。

頭の中では、この、ひろこさんの短歌も、イメージ図は出来上がってる。

うう、お見せできないのが残念すぎる。

 

無趣味人間だからね、今から絵を描いてみるのもありかもしれないねえ。

 

 

「潮の香」については、ごめん、これそんなにわかりにくい語だと思っていなかった。

「潮の香り」というやつで、海辺の独特の生臭い臭いのことなんだけど、

ちゃんと調べてみたら、

≫死骸が海を漂い続け海岸に打ち上げられ腐り、その腐った匂い

だそうです。これでイメージ沸くかなあ。

 

人によって、その語に対するイメージも全然ちがうんだなと、それは当たり前なんだけど、

わたしこそ、朝市は海産物だという固定概念があったよ。

確かに外国映画でよく、朝市でみずみずしいオレンジ買うもんね(偏見が過ぎる)

 

 

ひろこさんがリンク貼ってくれていたシオノメ、そんな意味があるなんてことも知らなかった。

知らなさすぎてピンとこないけど笑

教えてくれてありがとう。いつかどこかで使おう。(日常生活ではないな)

 

 

あと、S氏の名誉のために書き添えると、

怒られたというのは語弊がある。課題の意に沿ってなかったというだけ。

もっとも私はちゃんと課題に忠実に書いたつもりだったんだけど。

講座のあと、ミカさんが大真面目に提出してくれてるの、そんなことわかってると言ってくれました笑

 

 

 

目は本当に、加齢のせいでいろいろと多方面で見えにくいよねえ。

私、近くも遠くも見えない笑

コンタクトしないし、メガネは度がぜんぜんあってないんよ。

 

加齢以外の要因、排除したいよねえ。

早くすっきり治りますように。

 

 

 

 

【121.皿→122.階段→123.乗(る)→124.紙飛行機→125.折り目→126.古本→127.市→128.潮→129.釣り糸→130.   】

 

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