ただいまと息するようにエアコンの設定温度を二度下げる夫/蛇口ひろこ
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息をすることに気付いてしまったらそれからうまく息ができない/藤田美香
(これ、摘むの難しいよね、まあいっかー笑)
前回の。
>手「も」じゃなくて手「は」振ってないのか。
>美香さんにとって手を振る、という行為は好意の現れなんだね。
あ、そうか!と気付かされた。
確かにそう。「手を振る」のは好意だわ、私にとって。言われて気付く。
前々回の「前髪」の扱いも。
ひろこさんってほんと、ちゃんと読んでくれるよね。いつもありがとう。
今回の、ひろこさんの歌、すごい好き。
読んだときにめっちゃ呟きたかったけど、それだとここに書くことなくなっちゃうから我慢した。
「夫」に対する気持ちは何一つ書かれていないし、「夫」の気持ちも書かれていない。
ただその時の一瞬を描写しているだけなんだけど、それを見ている主体(ひろこさんだよね、これはもう)の気持ちが浮き彫りになるし、それを一ミリも感じ取っていない「夫」との対比の可笑しさ。
これ、主体(ひろこさんだよね、これはもう)の気持ちとしては、イラッとしてるよね?
一言「下げるよ」とか「暑くない?」とか聞いてくれればいいのに、別にそれでダメとは言わないのに、ここに自分がいるのに、こっち側の気持ちを何も想像しないで自分の主観だけで、なんで下げるのよ。二度も!
ていうのが(あくまでも想像だけど)、しっかり読み手に伝わってきて、
もっと言うと、これっていつものことなんじゃないかとまで思えてきて、すごい良い歌だと私は思う。
こういうタイプのひろこさんの歌、かなり好き。
体調はだいぶ良くなったみたいだけど、まだ無理はしないでね。
そういえば、1年前のちょうど同じ時期に私はひろこさんと同じウイルスと格闘していたなと思い出した。
咳がずっと長く続く人もいるし、倦怠感が続く人もいるし。
私はずっとずっとだるかったなあ…。まあ、だいたい一年中だるいんだけどさ。
桃がさあ、たくさんあるのよ。
近くだったら本当にすぐ持って行ってるのに…と、だいたいひろこさんとけいとさんの顔が浮かぶよね。
めちゃくちゃ喜んで美味しく食べてくれそうだもん。
ひろこさんに暑中見舞い出そうと思って夏のはじめに買った絵葉書がまだここにあるわ。
