「気狂い天使」とは、私が自分の作品をネプリにする時のタイトルである。
今までに番外編含め、4作品。

今の時代にはよろしくないんだろうけれど
「きちがいてんし」と読む。

その「気狂い天使」シリーズの元?になった作品が実は、ある。

2017年の<福岡ポエイチ>という創作文学系のイベントで
20枚程度を無料配布したのみの
まぼろしの、私の初めてのフリーペーパーである。

感情剥きだしの、
なんの技巧もない、(いやそれはいつもないわ)
ただの言葉の羅列。

ただ、私は「それ」を言葉にしたかった。
「それ」を言葉にしてかたちにすることで、
私は私の感情にきちんとけじめをつけたかった。

もしかしたら、「それ」は短歌ではないかもしれない。
詩でもないかもしれない。
ただの言葉の羅列。感情の羅列。
作品と呼ぶなんておこがましい。

そう思ったから、20枚だけ印刷した。
配布しようと思ったのは、感情を開放してやりたかったから。
詰まったリンパ流すようなもん。(ちがうやろ

数枚手元に残ったので、結局20枚もはけなかったことになる。
まさにまぼろしーである。(ここは、ぜひイッコーさん調に読んでいただきたい)

この<気狂い天使>を仕上げる為に、短歌や詩や五行歌や、
いろんなかたちを模索していた。

1億年かかって完成したので、もう、何にも書かなくていいと
その時は思ったんだけど (それくらい自分で納得できた)
私はまだ、短歌をちびちび書いている。

はっきりしているのは、<気狂い天使>完成後、
私の短歌は変わったということ。
「私の現在」をちゃんと生きられるようになったと、
私はそう思っている。

変わったのが良いのか悪いのか、
その答えを別に無理に見つけるつもりはない。

私は私の歌を。

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読みたい方がもし、いらっしゃったらお声掛けください。
てか、ここに載せりゃいいのか。