本日は摩擦の実験の中でも特に「熱」について。
擦れると発生する熱は思っている以上に高温になるもの。
子供の頃体育館で転んで、膝のあたりで「チュッ」って音がしたりすると、結構しっかり火傷してたり…^^;
商品名「フリクション」と言うボールペンは鉛筆のように消せるので有名。
鉛筆で書いた字を消しゴムで普通に消してもらった後、このボールペンで同じ事をしてもらい違いを答えてもらった。
消しカスが出ないのに消える仕組みについて話をした後、今度はドライヤーの熱で消してみせた。
消えていくときの温度を測りながら実験すると、やはり60度あたりで消えていく。
擦っている時に、その温度までは考えていないと思うが小さな力でも結構高温になるのである。
その後、細いパイプの中に入れた水をタコ糸で擦って沸騰させる実験を行い、水が吹き出てくるところを観察したが、沸騰と高温がピンと来なかったようなので、100度まで測れる温度計の液だめ部分にタコ糸を巻き付けて3分程擦り続けると、70度まで上がった。
やはり温度計の変化を見続ける方が分かりやすかったようである。
最後にダイソーなどで揃えた部材で作った「マイギリ式火起こしき」を使って火がつくかどうかの実験。
流石に速度が上げられず熱くならなかったので最後は私がぶん回して煙が出てくるところまでを実演。
摩擦で火が起こせる所を見てもらった。
写真の道具下の黄色い円盤はダイソーで買った犬用フリスビー。綺麗に回ってくれました^^