毎日のように、色々な実験について考えていたりするのですが、
ふと、普段は何気なく捨ててしまっているものの中から、
「おや?これってもしかして実験で使える?」
と思って捨てずにとっておいたりするものがあります。
(そうやってゴミが増えてしまったりもします…)
今回は我が家のキッチンのシンクに付いている蛇口から。
我がマンションでは入居時から、このタカギの「浄水器内蔵型」シャワーヘッドが標準でついていて、
定期的に浄水フィルターの交換カートリッジが郵送されてきます。
この使い終わったカートリッジをなにかに使えないかと保存していたのですが、
ふと「電池」が作れないかと思い立ちました。
備長炭などとアルミホイルを使った電池を作る実験を見たことがあるかたもいるのではないでしょうか。
今回は、このフィルターに使われている黒い塊には活性炭などが使われていると思われるので
(タカギのサイトではこう書かれていました)
活性炭とアルミホイルで発電・・・と言った感じでしょうか。
早速、裏側の蓋のような樹脂を剥がし、アルミホイルを巻き付けて
中の黒い塊にクリップを「グサリ!」
アルミホイルの方にもクリップを巻き付けて…
こんな感じに。
クリップにはテスターの先からみのむしクリップのケーブルを繋いで
トレーの中に濃い目の塩水を作って、さっそく沈めてみます。
すると…
ゆっくりと針が動き始めて、0.7Vあたりを指しました。
思いついてから10分位の実験ですので、効率が…とかは無いのですが、
普通は捨ててしまうものでも、アルミホイル巻き付けて塩水につけるだけで
電池になる(実用的かどうかは別として^^;)事は証明できました。
流石に電池そのものの抵抗が大きく、大量に電気を取り出すことは難しいのですが
何本も用意すればLEDを光らせたりはできそうですね。
今度、教室でもやってみようかな。
「エネルギーを考える」実験。
〜〜〜追記〜〜〜
浄水カートリッジに巻き付けたアルミホイル。
剥がして光に透かしてみました。
プラネタリウムの原版の様に小さな穴がたくさん。
これはアルミニウムが化学反応で溶けてしまうからなんですよぉ。