そのすぐ前にはスマホを片手に居眠りをしている女子高生とスポーツ雑誌を一生懸命読んでいる少し小太りのサラリーマンが座っている。
極々日々繰り返される通勤電車の中での一コマである。
ここで、突然の出会いからロマンチックな恋愛に発展するであるとか、やんわりと流れていく朝の空気を一変させるような事件が起これば少しは、1時間半の通勤時間ももっとスリリングに過ごせるのかもしれないけど、現実はなかなか思っているようには進まない。
あの世界的に有名ネズミ王国の少しレトロなキャラクターがポーズをキメ、目の前に立っている女子高生のバックからこちらを見ているがこの電車の中で拍手をするわけにもいかないだろう。
そんなわけで、俺は眠気で少しぼけている頭に刺激を与えるためとりとめない目の前の風景を文字に起こし暇つぶしをしている。
