K2~君といた日々~第四話 | ガンダムSEEDDestiny感想日記

K2~君といた日々~第四話

地球学園校長室

「聞きましたか?例の「話。アズラエル理事長。」

「もちろんですよ。練習試合の件でしょう。ジブリール校長。…ハックション!」

「どうしましょうか。断りましょうか?」

「その必要はないでしょう。折角のデュランダルの奴を懲らしめるチャンスじゃないですか。へっへっへ、ヘクション!」

「…一度聞いてみたかったんですが、どうしてそんなにデュランダルを目の敵にするんです?」

「やつは高校の同級生だった。あいつはいつものらりくらりしているくせに成績はトップだった。やつは…僕が試験前に必死で勉強しているというのに、その僕にバレンタインで貰ったチョコを落としやがったんだ…!!」

「え!?わざとですか?」

「いや。両手一杯に貰って持ちきれなかったのが落ちてきたんだ。しかもあいつ

「やぁ。すまないね。お詫びにそれ、あげるよ。」

とか抜かしやがって…!そのチョコはな、憧れのエミちゃんからのものだったんだぞ!クシュン!」


「それで、そのチョコは突っ返したんですか。」

「いや、食った。箱まで。うまかった。」

「はぁ。ならいいじゃないですか。」

「よくない!あの時の奴の勝ち誇った顔…!僕は必ずいつか奴をギャフンと言わせてやる、とママに誓った。ハクション!チーン。」

「なるほど。それでこの機会にその誓いを果たそう、というわけですか。」

「その通りです。今度こそ!奴の嘆く様をこの目に焼き付けてやる!」

興奮のあまりアズラエルは拳を机にぶつけた。その衝撃は校舎を揺るがした。突然の衝撃にびっくりしたジブリールの腕におとなしく抱かれていた猫が暴れだした。

「ぎゃ!やめなさい!はやくその猫を外に出しなさい!僕は猫アレルギーなんだ!ハクション!ハクション!ハクション!」

あわてて逃げ腰になるアズラエル。それを見たジブリールは

「え~こんなにかわいい猫ちゃんなのに~。ほら、ちょっと抱いてみません?」

といって猫を差し出した。

「うわぁ!やめろ!ハクション!ハクション!ハクション!」

慌てて校長室を逃げ回るアズラエル理事長。そしてその後を楽しげに猫を抱えて追いかけるジブリール校長。

ほほえましい光景がそこにあった。

そしてこうして地球学園対ザフト高校の練習試合が決定した。

アズラエルの鼻水とともに。



<次回>
ついに迎える練習試合の日。冴え渡るアスランの魔球。迎え撃つキラは!?