義母からまた電話がありました。
ですが、終始何を言っているのか聞き取れません。
薬の影響でしょうか?
呂律も回っていませんが、話をしていてもどんどん声が遠のいているのが分かるので、スマホを持っている手がどんどん離れていっているのだと思います。
呂律が回らなくなるくらいですから、握力も弱くなってしまっているのでしょうか。こんな状態で日常生活は大丈夫なのか?と心配していたのですが、義母は施設の体験入所に行っていたようです。
その為、気分も余計に高ぶって電話してきたのだと思います。
話の内容も不確定なことばかりで、義母の都合の良い風に変換されていました。
まだ体験入所なので施設側から断わられる可能性も十分にあるのですが、義母の中では自分の個室にベッドを運ぶことまで話が進んでいます。
その為、今家にあるベッドを主人の兄弟家族に譲ることになった。と言っていました。
ですが、これも完全に義母の中だけで出来上がっている話です。
主人の兄弟家族は義母が使っていたベッドが要るなんて一言も言っておらず、大型家具を処分するのに負担しなければならない費用をケチるために、良いことを思いついたと言わんばかりに出来上がった義母のストーリーなのです。
私たちは義母が病気だから最初から疑って話を聞きますが、病気を知らない人が話を聞くとコロッと騙されてしまう人も居ると思います。
それくらい義母の頭の中が現実と妄想の区別がついていない状態なのだと思います。
なんだかまた一波乱ありそうな予感がします………