製造業:新規開拓の実例
あるメーカーさんで実例です。
(当社が営業をお手伝いしているのは30名~200名規模の中小製造業のメーカーさんです)
ほぼ実績がないある商品を、まったく伝手もない、上場企業をはじめとするメーカーに売り込みをかけるために私がとった作戦。
「まず、社長宛てにレターを出す」
「レターが着いた頃に、TELでアポイントを取る」
という二段構え。
もちろん、上場企業でも社長宛てにアタックしてもらいます。
いきなり社長に。なんと無謀な! と思われるでしょうか?
これがなぜうまくいくのか、その背景にある心理学的な説明もきちんとできます。
この作戦を実際にやっていただいたところ、10分の1程度の確率で社長さんに
コンタクトができています。作戦を立てた本人が一番驚いています(笑)。
一般常識では、ありえない高確率ですから。
そして社長さんに会えなくても、社長さん紹介の下、役員さんとか決定権を持った
役職者の方に初回訪問から会えてしまいます。
先日も、この作戦から始まった商談で、新規に大口受注が取れたとの報告を頂きました。
しかもその会社は、昨今の円高は逆風なのにです。
言っておきますが、簡単ではありません。
そこに至るまでの試行錯誤、営業担当者の実際の努力と熱意、
そもそもの商品力、会社の真摯な姿勢・・・そういうものがあってこそ、
そういう結果が生み出せます。
レターの書き方、電話の掛け方、そういう表層的なテクニックだけ真似しても、
絶対にうまくいきません。
私も、営業コンサルタントして、そういうノウハウを教えているつもりはありません。
実際には、レターの文面も、同封資料も一から私が作りましたし、TELトークも設計しました。
しかしそこから、一緒のその会社の方々と練り上げていったのです。
レター文面も何度改訂したことか・・・。
その上で、結果が出ているのです。