顧客との関係性を変えるための大事な逸話
顧客との関係性を考え直すための大事な逸話。
ビジネス書ではなく。
釈迦の逸話から。
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ある王様が苦行者の一団に道で出会い、
彼らに挨拶をした後で、王様と一緒にいた釈迦に訊ねました。
「あの苦行者の中に、聖者と呼べる人が誰かいたでしょうか?」と。
この質問に対し、釈迦は次のように答えたそうです。
「一人の人に対して、十分に、しかも長い間接してみて、
はじめてその美点を知ることが出来ます。
それは決して咄嗟に見出されるものでもなく、愚者が知ることも出来ません。
ただ賢者にのみわかるのです。
長く付き合って、はじめて他人の誠実さを判断することが出来ます。
困ったときに、初めて他人の忍耐強さが分るものです。
そして、人と交わるとき、いろいろな話をして、
初めてその人がどのくらい賢明であるかという事が出来ます。」
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エピソードは以上です。
釈迦は質問に対し、あっさりと、
「そんなことは、長く付き合ってみなければわからないでしょ」
と答えています。
きちんと長い時間をかけて付き合ってその人を判断すべきですし、
ましてや人は、苦難に会った時に初めてその真価が問われます。
それは本当にその時になってみないと分かりません。
わたしたちは、すぐに結果を求めたがります。
できれば、人も一瞬で見分けたい。
しかし釈迦が言っていることが正しい。
そういう時間軸でお客様と接し、信頼を頂くところから始める。
そしてクレームが生じたときにあなたの真価が問われます。