日本シリーズ=経営の訓練 | 営業改革コンサルトの活動日誌!

日本シリーズ=経営の訓練

「流れ」を読む。経営には必須の能力。
その格好の訓練となるのが、毎年の日本シリーズ。

今回はそのことを書こうと初戦前から決めておりました。
中日が出てないと冷静になれるのでね(泣)。

まずは、巨人の日本一おめでとうございます!
嫌味じゃなくて、シーズンの戦績にふさわしい栄冠だと思います。

さて、ここから本題です。

今年の日本シリーズは、日本ハムの吉川投手がKEYだと。
彼は力はあるが、経験不足。
彼が勢いに乗れば日本ハム。そうならなければ巨人の優勝。
それが私の読み。それ以上の予想など不可能だし不要。

ちなみに何勝何敗などという予想はしません。
そんな当たり外れは、”子供の遊び”。

そして初戦。
吉川投手が序盤に3点を失なった段階で、日本ハムは早々に彼を交代させてしまいました。
つまり日本ハムは、そこからその試合を勝ちに行こうとしたわけです。
その交代の時点で私は、日本ハムの優勝は厳しいと感じました。

ここが、このシリーズの重大な潮目。
などと後からは何とでも言えるので、その日の交代のすぐあとに、その判断を実はあるSNS内の日記にアップしておきました。それがその時の文面↓
「吉川に代打を出した時点で、日本ハムの優勝は厳しいなとみました。もちろん勝負は下駄を履くまでわかりませんから、どちらにも頑張ってもらいたいです。」(アップロード時:10月27日19:56)
で、なぜそこが潮目と思ったのか?
その試合は捨ててでも、吉川投手にはせめてあと一巡は投げさせ、なんとか光明を見つけさせ、次の登板につなげる道筋をつけさせるべきと思ったからです。
3点は取られましたが内容が悪かったわけではないですし。

そして、ここは結果論ですが、吉川投手は次の登板で前回HRを打たれたボーカー選手に同じようにHRを打たれ残念ながらノックアウトされてしまいました。

そこで流れ的にはジ・エンド。
そして東京ドームに戻ってからは、巨人が間違いなく勝つだろうと。
今日の中田選手の3ランは素晴らしかったですが、力及ばずでしたね。

また栗山監督の手腕が間違いなく高いことはこのシリーズでも証明されました。むしろ就任初年で簡単に日本一まで行けなかったことは、彼の監督人生としてもプラスになるような気がしています。

・・・てことで、まあ毎年こんな感じで日本シリーズで「流れ」を読む訓練をしています。
もちろん誰の解説・意見を聞いているわけでもありません。(ゆえに見誤ることもあります)

でも、流れというものが確かにあり、それを見る癖をつけているとそれが見えてきます。
そして、流れを相手に渡さないためにはどうすればよいかもわかってきます。
優秀な監督は、流れの作り方、断ち切り方が非常に旨いですね。
本当に勉強になります。

経営の要諦は野球で学べます。
というか、TV観戦も、修行の場。もちろん楽しみながらの修行。
すべては繋がっている。