日本の製造業の行く末
先日、某大手企業の工場責任者の方とお話をしました。
その中で、特に印象に残っているのが、
「最近は、パートナーと呼べる会社が減っている」
つまり、なにがしかの技術開発をする際に、
ツーカーで、気軽に相談で来て、またそれを具体化できる
技術とスピードを備えた中小企業が減っていることを残念がって
おられたわけです。
確かにどんどんと町工場的な企業がなくなってきていますから、
それは実感としてとてもよくわかります。
でも、ということは、そのポジションを取りに行くチャンスも広がっている
はずです。実際、その方も、
「そういう会社があれば、紹介してほしい」
「実績や規模ではなく、常にオープンで探している」と。
しかし、一方で、その中小の製造業サイドは、どういう状況かというと、
以下は、別の方、蒲田界隈に関係の深い方のお話です。
「でも、そういう仕事ができる人は、みな高齢になってしまい、
その後を継いでいる者は、自らの力で仕事を開拓する気概に欠けている」
と。
マクロでみれば完全にミスマッチ状態ですね。
ではどうすべきか?
あなたの会社が、自社の技術に、自信と誇りを持っているのであれば、
いろいろな打ち手があります。
我々のような営業の専門家に相談することもひとつですが、
でも、待ってくれている会社が「実在」するのですから、自ら工夫して
まず動いてみること。そこが大事なのではないでしょうか。