コダックの経営破綻原因は、それではない。
コダックといえば、フィルムの代名詞みたいな会社ですが、
その会社が先日、経営破綻してしましました。
その原因は、
衰退するフィルム産業に固執し過ぎたこと
だ、そうです。
確かに、富士写真フィルムさんなどは、見事に多角化に成功されています。
しかし、コダックの経営破綻の原因として、かように言われていることは
結果からみて、そういわれているに過ぎない
のです。結果が出ているのですから、もっともらしいことは誰でも言えます。
一方で、軸がぶれずに本業に特化して、成功している企業も世の中には
たくさんあるじゃないですか。
衰退産業においてでさえ、です。
逆に、多角化しておかしくなった企業も数えきれません。
むしろ、経営破綻の原因としてはこちらの方が多いのではないでしょうか。
つまり、多角化or本業特化、いずれもが経営の成否の最大要因ではない
ということ。
では何がコダック破綻の原因か?
・・・そんなこと私のような部外者に、わかるわけがないじゃないですか。
世に出ている成功事例、失敗事例も、その多くは、こういう傾向の指摘が
多いように感じます。
この辺りを見極める嗅覚は常々持っておきたいものです。