手書きにする営業的意味
今回は少しマジメに、「手書き文字」の営業的効用について
考えてみたいと思います。
要は使い分けですね。
まず、印刷された文字の場合は、
信頼感や安心感を読み手に与えます。
だから学術的な内容などの場合、時には
ワープロ+パソコンで出力するのではなく、
きちんと印刷製本までしてもらうこともあります。
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さて手書きの場合。
特にDMなどで、それが
「多数に対し、一斉に発信しているであろう情報」だと
読み手に感じ取られてしまうと、その情報が刺さらない
場合があります。
よく「特別なお知らせ」みたいなDMが届きますが、
ほとんど特別なお知らせ”感”が出てません(笑)
どうせ、たくさんの人に送っているんだろうなと、
私たちは、一瞬で感じ取ります。
そして、
すでに消費者は、飽き飽き
しているんです。
そういう類の情報には。
また、実際にその情報を発信している担当者にも、
心がこもっておらず、単に仕事をこなしているだけだったり、
リピート率が何%とか、数字でしかお客様を捉えていなかったり。
そういうのが透けて見えてしまいます。
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さて。
最近は書店などで、店員の手書きPOPが目立つようになりました。
出版社が印刷して配ったPOPよりも、情報が我々に入ってきやす
いですよね。
この違いです。
でも、手書きにするのなんて面倒ですよね?
だからこその使い分け。
当社の場合、ここぞというお手紙を経営者の方に出す場合などは、
宛名から手書きにします。
そしてメール便ではなく、切手を貼って出します。
※メール便が悪いという意味ではなく、メール便で送ることでの
”一斉に送っている感”になってしまうことを避けるためです
他にもいろいろと工夫をしますが、
要は、この一斉に送っている感をいかに払拭するか?に腐心する
わけです。
DMも工夫次第で反応率が大きく変わってきます。
それは奇をてらう手法を使うとかではなく、
人と人との本質的なあり方として大事なものは何か?
効率化していくことで失われるものは何か?
そこをしっかりと考えて、やっていることを見直す。
そして、そういう違いを感じ取ってくださる方を相手にする。
そこが大事なわけです。
ちなみに、手書きのPOPを楽しんでくれるお客様は、
きっと、その店のファンになってくれる可能性のあるお客様です。
共通化されたPOPでも反応が変わらないお客様は、きっと
他のお店に簡単に流れます。
レターにせよ、POPにせよ、
手書きにして反応を得るという
ことは、自然と良質な顧客を
選んでいくことにもなる
わけです。← ここは大事ですねえ。