釈迦に学ぶ「社会現象」の起こし方 | 営業改革コンサルトの活動日誌!

釈迦に学ぶ「社会現象」の起こし方

久しぶりに、「仏教に学ぶ」シリーズです。



釈迦は、数千人規模の宗教集団を率いることとなりました。


もちろん当時はメディアなどはありません。


どうやってそれだけのムーブメントを起こしたのでしょうか?


「教えが素晴らしい」というだけでは無理です。



釈迦は、たった一人で悟りを開き、まさに身ひとつで布教を始めるわけです。


その布教を開始する時に何をしたか?

ここに大事なポイントがあります。


道行く人にひとりひとりに声をかけて、その繰り返しで千人規模に

膨れ上がったわけではありません。

そこには現代にも通用する、ゼロから社会的な現象を巻き起こすための、

スゴイ秘訣が隠されているのです。





ではその時、釈迦がとった行動とは?




釈迦は、最初に、かつて修行をともにした5人の修行僧に話をしてみること

にしました。


ここが大事なんです。


この5人は、すでにかなり修行を積んでおり、理解力だけでなく、廻りに対する

影響力もそれなりに持っている人達です。

単に身近で、手近な人、と言うだけではないのです。


その5人に対し、釈迦は自分が悟った内容を話し、そして賛同を得ることで、

この5人を熱心なフォロワーにします。



影響力のあるフォロワーを最初に作った。


釈迦ひとりの力だけでは、大きな社会的なムーブメントは起こせません。


最初にこの5人を熱心なフォロワーにしたことで、そこから教えが広まってゆくのです。


そう、個人の力は所詮たかが知れている。

その人の能力が幾ら優れていても、です。


釈迦だって、一人で悟った段階では、


「王位継承権を捨てて、乞食坊主になった”変人”」でしかありません。




社会的なムーブメントにまで昇華させるためには、

最初に、熱心なフォロワーを作ること。

そのフォロワーが廻りへの影響力を有すること。


つまり、最初のフォロワーが大事。ということです。


これは真の意味での、「他力本願」ということでもあります。


これを知っているのと、そうでないのでは、成功できるかどうかに
決定的な違いが出ます。



(この話、長くなるので続きを次回に書きます)






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