仕組み作りとは?
先日お伺いした企業。
話のついでに出てきたのが、
人事評価について。
その会社では、パートさんに対しても、「キャリアシート」と名づけた、
評価用シートを作成し、
1次評価、二次評価をして、昇給判断をしているそうです。
その評価項目も、社員ならまだしも、パートさんにもそれが必要か?
というものが並んでいます。
たとえ昇給したとしても、僅かな金額なのに、そこまでやらされるパート
さんの方もモチベーションが上がりません。
「仕組みを作る」というと、しばしば、こういう事になっていきます。
やっていることを明確化し、手順化し、シートなどに落とし込む。
そしてお役所仕事が増えていく・・・・・・・・・・・
特に人事制度は、そうなる可能性が高いように思います。
”大人の遊び” みたいな評価制度が跋扈しています。
当社は営業改革専門なので、人事制度作りには関与しませんが、
営業の仕組みを作るときでも、同様に、
面倒な、複雑なものになってしまう傾向が強いんです。
特に、「頭の良い人」が作ると、そうなります。
特に、我々コンサルタントには、その傾向が顕著です。
ところで最近私は、「営業プロセス不要論」を唱えています。
まず、プロセス発想を捨てるところから。
仕組み作りとは、決して複雑にすることではありません。