IT企業のパンフレットはなぜ駄目なのか?(続き)
先日の記事の続きです。
IT企業の販促のご相談。
パンフレットに関しては一通りダメ出しをしましたが、
改善すべき点は、もっと他にあると私は考えました。
その会社、パンフレットではなかなかそのソフトの良さを伝えられず、
「でもセンセイ、実際にデモを見て頂くとすごく評判が良いんです!」
と、その社長は仰っていました。
パンフレットをいくら改良しても、限界がある。
むしろ、
「じゃあ、その評判が良いデモ説明を、いかに使うか?」
と考えた方が、販促力は向上します。
うまく行っていることに着目するんです。
駄目なことを伸ばしてもダメなんです。
この会社は、代理店を使っていますので、たとえばですが、
1)デモを動画にする
代理店営業マンのモバイル機器でお客様に見て頂く。
デモがインパクトあるなら、それを最初から見せればよろしい。
さわりの部分だけでも。
もちろんYouTubeなども活用して、ポータルを増やします。
2)セミナーの開催
代理店の営業マンには、説明してというと、ハードルが上がります。
さわりの動画を見てもらい、セミナーに来てもらうようにする。
そこで、あなたの会社が直接お客様に語りかける。
・・・他にもいろいろアイデアは出せると思います。
デモを見てもらうのが一番なら、それを駆使するか?
そこに軸を据えて考えてみるわけです。
よくコンサルティング現場で私は「手法は二の次」と、いいますが、
どういう手法を採るかは、その企業の状況によって考えるべき
ことだからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
販促=とりえあずパンフレット作らなきゃ!
そういう発想はやめてください。
どうしたら受注まで結びつくのか?
その経路作りを真剣に考えること。
その上でパンフレットが必要であれば作ればいい。
でも”とりあえず”で作らないパンフレットは、内容が大きく変わるはずです。
ZACCESS consulting